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ビジネス向けAI「SAP Business AI」の最新機能を紹介、来年は日本語に対応

マイナビニュース / 2024年8月1日 7時29分

画像提供:マイナビニュース

SAPジャパンは7月31日、2024年第2四半期に提供開始したビジネス向けAI「SAP Business AI」の最新機能について発表した。独SAP 最高AI責任者のフィリップ・ハーツク博士が説明を行った。

SAP Business AIは同社のさまざまなソリューションに組み込まれており、2024年第2四半期に提供開始した新たな機能は以下の通りだ(これから提供開始するものも一部あり)。

ハーツク博士は、SAP Business AIについて、「ビジネスAIは、ビジネスプロセスやビジネスアプリケーションのために作ったもの。クラウドERP、サプライチェーン、カスタマーエクスペリエンスなど、当社のあらゆるソリューションに対応し、生産性を上げることができる」と語った。

同社は今年末までに、AIのユースケースをSAPのポートフォリオ全体で100以上用意する計画だ。以下、ハーツク博士の説明を中心に、SAP Business AIの新機能を紹介する。
生成AIアシスタント「Joule」の新機能

生成AIアシスタント「Joule」は昨年11月にSuccessFactorsで提供が開始されたが、新たに分析に対応するという。ハーツク博士は「実行頻度の高いタスク80%をカバーしようとしており、これにより、生産性と効率性の向上を支援する。また、1400の異なるワークフローをサポートする」と説明した。

Jouleは、2024年第1四半期にSAP S/4HANA Cloud Public Editionで利用可能だったが(アーリー・アダプター・プログラム経由)、第2四半期からはSAP S/4HANA Cloud Private Editionでも利用できるようになった。

具体的には、ユーザーは Jouleに自然言語で質問を投げると、コンテンツやアプリケーションへの迅速で文脈に沿ったアクセスを提供する。

また、日本ではデータセンターとしてAmazon Web Services(AWS)に対応しているが、来年はMicrosoft Azureも利用できるようにし、日本語の対応も計画しているという。
JouleとMicrosoft Copilotの統合

ハーツク博士は、顧客から「コパイロットはどの程度必要か」という質問を受けるが、「2つのコパイロットで十分」と答えると述べた。2つのコパイロットとは、同社のJouleとマイクロソフトが提供している「Copilot for Microsoft 365 」であり、これらはシームレスに統合される。

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