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ビジネス向けAI「SAP Business AI」の最新機能を紹介、来年は日本語に対応

マイナビニュース / 2024年8月1日 7時29分

これは、今年6月にスペイン・バルセロナで開催した年次イベント「SAP Sapphire Barcelona」で発表されたもの。両者の統合により、SAP 製品上に格納されている企業データと、Microsoft 365のナレッジが組み合わされ、意思決定のためのリッチなインサイトが提供される。ハーツク博士は、「2024年末に、最高の体験を提供できる」と語っていた。
AI開発基盤「SAP Business Technology Platform」

同社は現在、AI開発基盤「SAP Business Technology Platform」(以下、SAP BTP)上の生成AIハブを通じて、LLM(大規模言語モデル)へのアクセスを提供している。

SAP BTPを利用することで、従業員が生成AIを使った実験やイノベーションを行える、安全でエンタープライズ対応のフィールドを用意できる。開発者は生成AIハブ内のチャットインタフェースで対話できるようになり、生成AIモデルとの直感的なインタラクション、マルチモデルサポート、中断のない連続対話によるコンテキスト認識、カスタマイズ可能な設定が可能になった。

ハーツク博士は、「SAP BTPが生成AIに対する正しい選択肢」であるとして、その理由を説明した。まず、自力で生成AIを利用する環境を構築するとなると、ハードウェアの購入・運用、LLMのホスティングと最適化、安全なアクセスの確保といったことをすべて行わなければならない。次に、ハイパースケーラーの環境を利用すると、手間は省けるが、ロックインの可能性、手作業によるSAPプロセスやデータの統合、ビジネス権限の欠如といった課題が生まれる。しかし、SAP BTPを利用すれば、こうした課題が解決されているという。

また、ハーツク博士は生成AIハブの特徴として、「モデルを容易に切り替えられる」「組み込みの生成AIケースの拡張性」「カスタムの生成AIの拡張機能」「データグラビティ」を挙げた。
(今林敏子)



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