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ロボットのセキュリティ機能のユース・ケースと実装、セキュアな未来を実現するには?

マイナビニュース / 2024年8月2日 7時30分

MAXQ1065を使用することで、センサーとクラウドの間、センサーとゲートウェイの間の通信に適用するセキュリティ機能を強化することができます。具体的には、以下のような効果が得られます。

TLS(Transport Layer Security)プロトコルの実装が可能になり、暗号化されたデータのセキュアな送信が保証されます。TLSでは真正性が検証され、機密情報が保護されます。ノードとクラウドの間のセキュアな通信に不可欠な技術だと言えます。
センサーとゲートウェイの間またはノードとゲートウェイの間で独自技術を用いた接続を行うことにより、セキュアな通信を容易に実現できます。コントローラは、鍵の交換とデータの暗号化を可能にします。それにより、通信チャンネルの保護が確立されます。また、RFベースまたはその他の独自プロトコルを使用する場合のセキュリティを強化することが可能です。
ノードの認証、信頼性の高いノードの動作、セキュア・ブート、ファームウェアのセキュアなアップデートといったセキュリティ機能を追加できます。これらの機能により、ノードのアイデンティティを検証し、信頼できる動作を確保し、不正な改竄を防止することが可能になります。その結果、システムのセキュリティが強化されます。

センサーのデータの保護

センサーで取得したデータについては、以下のような保護機能を適用できます。

保存されたデータにはChipDNA技術による暗号化を適用できます。
センサーのキャリブレーションに使用する重要なデータやセンサーの構成情報は、MAXQ1065のセキュアなストレージ内に保存されます。それにより、改竄や漏洩を防止できます。また、暗号化を適用した上でシステム内に保存することも可能です(図4)。

サプライチェーンのセキュリティ

サプライチェーンのセキュリティには、様々なトピックが関連します(図5)。例えば、以下のようなことを実現する必要があります。

製品のクローン(偽造品)を防止する必要があります。
IP(Intellectual Property)の喪失や収益の損失を防ぐためにはソフトウェア・ベースの機能を利用できます。それをイネーブルにする際のセキュリティを確保する必要があります。
ハードウェアの真正性を検証する必要があります(図6)。

以下のような理由から、サプライチェーンのセキュリティは、ADIのセキュア認証用ICを採用することで容易に確保できます。

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