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フェラーリ「275GTB」は6億円? めくるめく高級車オークションの世界

マイナビニュース / 2024年8月7日 11時30分

こうした高い水準で維持、メンテナンスが行われているだけでなく、ユーザーマニュアルやそれを入れるレザーカバー、車載工具、記録簿などの重要なアイテムがきちんとそろった由緒正しい個体であるため、落札予想金額は5億円~6億円となっていた。
戦後アルファロメオ初のロードカーを発見!

出品車両で最も古かったのは1947年式のアルファロメオ「6C 2500 Sport Fressia D’Oro」(スポルト フレッチア・ドーロ)。戦後アルファロメオが初めて販売したロードカーで、生産台数680台という希少なモデルだ。

その価値は、ボルテッロのアルファロメオ自社工場で手作業で生産されたモデルであること。他モデルも含め、ここでは2,200台しか生産されていない。それと、テレスコピックショックアブソーバーを備えたトーションバー式リアサスペンションや油圧ブレーキなど、当時としては革新的な技術が盛り込まれていているところも魅力だ。

映画『ゴッドファーザー』で、アル・パチーノ演ずるマイケル・コルレオーネがシチリア島に滞在した際、彼の妻に運転を教えたのがこの6C 2500(ボディは黒)だった。そのクルマ、裏切り者によって爆破されてしまうのだが、「なんともったいないことを!」と思ったのは筆者だけではないはずだ。

出品された個体の走行距離は4万827km。ブルーの外装塗装やメッキパーツに大きなサビは発生していない。ベージュの布張り内装に多少のシミが見られる程度で、メンテナンスが行き届いた状態だ。落札予想金額は2,000万円~2,200万円となっていた。
たくさんあるぞ! 気になったクルマたち

このほかに気になったモデルを順不同で紹介していきたい。

こうした超高級車のオークションに参加するのはどんなメンバーなのか。関係者に聞いてみると、やはり会社経営者やお医者さんなどでクルマのコレクターが多いそうだ。ただ、本気で購入する方はそれぞれのエージェントに任せるので、会場にご本人が参加することはないのだという。

原アキラ はらあきら 1983年、某通信社写真部に入社。カメラマン、デスクを経験後、デジタル部門で自動車を担当。週1本、年間50本の試乗記を約5年間執筆。現在フリーで各メディアに記事を発表中。試乗会、発表会に関わらず、自ら写真を撮影することを信条とする。 この著者の記事一覧はこちら
(原アキラ)



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