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スケジュール管理もメモもスマホ派なのに、新たにシステム手帳を買ったワケ。Davinci『Roroma Classic』

マイナビニュース / 2024年8月5日 7時30分

④三菱鉛筆(uni)『ジェットストリーム3色』
水性のようなさらさらとした書き味を持つ、「低粘度油性」のボールペン。書き心地の良さは折り紙つきで、世界中に愛用者を持つ超人気モデルの3色タイプ。

⑤Montblanc『マイスターシュテュックM』
14kを使ったペン先の滑らかな書き味は極上。万年筆では“中字”とされている「M」のペン先を持つ一本だが、書ける文字はかなり太く感じる。

それぞれ一長一短がある3本のボールペンは実用的だが、やはりボールペンの書き文字はなんとなく味気なくて、いまいち気が乗らなかった。
ここはやっぱり万年筆だろう。
万年筆は書き心地の良さとインクの美しさが魅力で、手帳に書き込む行為が一層特別なものになる。

5本の候補ペンの中で、僕が一番大事にしているのは言わずもがな、モンブランの万年筆だ。
だが「M」のペン先のモンブランで書いた文字は太く、インクがなかなか乾かない。書いてすぐにページを閉じると対向ページがインクで汚れるし、書いた文字も滲んでしまう。
手帳は何かを思いついたとき、さっと開いてパッと書き込み、サクッとしまいたいので、残念ながらモンブランは却下。

LAMYはモダンでスタイリッシュなデザインが特徴だ。
ペン先は「EF」でモンブランより細い文字で書けるため、インクも乾きやすい。
ということで、システム手帳の相棒は、LAMY『サファリ‎L17 EF』に決定。細い文字で書くことで、手帳のページを効率的に使うこともできる。

手帳に文字を書き込むという行為には、やはり不思議な力がある。
ペンを手に取り紙の上に文字を綴ることで、スマホでのメモより自分の思考や感情が整理され、明確になるような気がする。
過去のページを振り返ることで、文字を書いた時点での自分を思い出し、心の変化を実感できるのも、スマホにはない手帳の利点だろう。

新しいシステム手帳を手に入れたことで、僕の毎日は少し変わったような気がする。
日々の出来事や感情を整理し、自分自身と向き合う時間が増えた。手帳を開くたびに、新たな発見や気づきもある。
今の僕にとっては、それが何よりも大切なことだったのかもしれない。

佐藤誠二朗 さとうせいじろう 編集者/ライター、コラムニスト。1969年東京生まれ。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わり、2000〜2009年は「smart」編集長。カルチャー、ファッションを中心にしながら、アウトドア、デュアルライフ、時事、エンタメ、旅行、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動中。著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』(集英社 2018)、『日本懐かしスニーカー大全』(辰巳出版 2020)、『オフィシャル・サブカルオヤジ・ハンドブック』(集英社 2021)。ほか編著書多数。新刊『山の家のスローバラード 東京⇆山中湖 行ったり来たりのデュアルライフ』発売。
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(佐藤誠二朗)



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