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Salesforce×Workday、AI従業員サービスエージェント発表‐戦略的パートナーシップ締結

マイナビニュース / 2024年8月2日 13時12分

AI従業員サービスエージェントは、大規模言語モデル(LLM)を使用して自然言語でコミュニケーションを行い、強力な共有データ基盤を活用して、従業員の問い合わせに対して適切な対話型で応答する。

エージェントは、従業員を中心に据えながら、従業員に代わって推奨し、実行する。人による対応が必要とされる複雑な問題が発生した場合には、シームレスかつ迅速に、適切な担当者への切り替えと引き継ぎを行う。
○Salesforce Data Cloud と Workday 上に構築された共有データ基盤

SalesforceとWorkdayは、Workdayの財務および人事データとSalesforce CRMデータをつなぐ、単一の共有データ基盤となる。

これにより、顧客はデータの複製やカスタム統合を行う必要はなく、SalesforceとWorkday双方のプラットフォームから財務、人事、CRMデータにアクセスして操作することが可能となる。同時に、ユーザーは許可された情報のみを閲覧することができるため、データ共有の安全性も保証される。
○Workday と Slack のシームレスな統合

Workdayは、Slackとの既存の連携をさらに強化し、ユーザーがタスクや給与、求人情報、従業員情報、総勘定元帳など、Workdayの財務および人事データにSlackから直接アクセスし、コラボレーションできる対話型インターフェースを提供する。

Slackはこれらの記録に関する対話を保存し、Workday上でいつでも簡単に情報を検索・要約し、実行できるようにする。
○従業員にとってのメリット

自然言語による会話を通じて、従業員はSalesforce、Slack、あるいはWorkdayのいずれのプラットフォーム上でも、AI従業員サービスエージェントからサポートを即座に受けられるようになる。

AI従業員サービスエージェントは、リクエストを理解し、Workday-Salesforceの統合データソースから関連するナレッジやインサイトを取得し、プラットフォーム間での解決を自動化することで、状況に応じたサポートを提供する。

事務処理、リソースの提供、トレーニングの調整を行い、新入社員の迅速な立ち上げを支援するほか、有給休暇や福利厚生、社内規定に関する質問にエージェントが回答し、ヘルスケアプランの更新といったセルフサービスの手続きを可能にする。

加えて、Workday上に集約されている従業員の役割やスキル、キャリアの関心に基づいて、パーソナライズされた学習パスを作成するというメリットもあげられている。
(森歩美)



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