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約1億円の落札実績も! ジャパニーズウイスキーはなぜこんなにも高騰しているのか

マイナビニュース / 2024年8月9日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

海外オークションで数千万円単位の値が付いたことで、世界中で注目が高まっているジャパニーズウイスキー。国内においても、人気の銘柄は抽選販売となることが多く、二次流通価格が定価を上回ることも珍しくありません。

なぜいま、国産ウイスキーに注目が集まっているのでしょうか。また、どのような銘柄が特に人気なのでしょうか。ジャパニーズウイスキーの魅力や人気の理由、相場の推移などについて、お酒買取専門店JOYLAB 代表の太田圭亮氏に聞きました。

○約9,770万円で落札されたウイスキーも

――世界的なジャパニーズウイスキー人気で、中古ウイスキーの買取価格も上がっているそうですね。ジャパニーズウイスキー全般の相場の推移を教えてください。

一時的な相場の上がり下がりはあるものの、当社で買取価格のログを残し始めて以降、ずっと右肩上がりで推移しています。最初に大きく上がったのは2019年です。

2022年以降の値動きは特に激しく、短期間で2~3割上がったり下がったりを繰り返しています。2023年に中国市場における需要減で大きく値を下げた時期がありましたが、2023年11月末にサントリーが2024年4月出荷分からの大幅値上げを発表したことで急激に需要が増え、買取価格も上がりました。

買取価格の平均は2024年4月~5月がピークで、現在はやや落ち着いている状況です。それでも、5年前の2019年7月と比較した2024年7月現在の主要銘柄の買取価格は、いずれも1.5倍~2倍程度になっています。

――2019年に大きく相場が上がったとのことですが、背景に何があったのでしょうか。

2018年から2019年にかけて、海外のオークションでジャパニーズウイスキーが高値で落札されることが相次ぎました。2018年にはサザビーズ香港が開催したオークションでサントリーの「山崎50年」が約3,250万円、2019年にはボナムス香港が開催したオークションで、イチローズモルトの「カード」シリーズ計54本が約9,770万円で落札されています。

これによって、ジャパニーズウイスキーの価値が高まり、にわかに注目が集まったことで、相場も大きく上昇しました。もともとの品質の高さは前提として、センセーショナルな話題をきっかけに、一般に認知が広がった形です。

○独自性・希少性の高いジャパニーズウイスキーは投資対象にも

――お酒が数千万円単位で取引されるというのは、なかなか衝撃的ですよね。

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