1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

トヨタにも「ガルウィング」のクルマがあった?

マイナビニュース / 2024年8月12日 11時30分

画像提供:マイナビニュース


「ガルウィングドア」というと、多くの方はスーパーカーを連想するのではないでしょうか? じつはトヨタ自動車にも、ガルウィングのクルマがあったんです。さて、そのクルマとは?

ちなみに300SLのガルウィングは…

ガルウィングというのは上に開くタイプのドアのことです。例えば、メルセデス・ベンツ「300SL」のガルウィングはこんな感じです。

トヨタはいろいろなクルマを作っているメーカーですが、さすがにガルウィングのイメージはありません。トヨタのガルウィング装着車について、モータージャーナリストの内田俊一さんに聞いてみました。次のページで教えていただきます。

――正解は次のページで!


○問題をおさらい!

正解はこちら!

○【答え】トヨタの「セラ」

それはトヨタの「セラ」というクルマです。

1990年に発売されたセラは“日常生活の枠を超えた胸を躍らせるような体感”を狙いに開発されました。ちなみにセラ(SERA)とは、フランス語のētre(エートル、~である)の未来形です。未来に向けてはばたく夢のあるクルマという思いを込めて命名したそうです。

最大の特徴は、やはりガルウィングドアといえるでしょう。あらゆる天候下でのオープン感覚の体験を実現するため、量産車としては日本で初めてドアガラスを天井まで回り込ませたガルウィングドアを採用しました。気温の変化に対してドア開閉の操作力を一定に保つ新機構も採用されていましたので、女性もターゲットに考えられていたのでしょう。

また、ヒンジの位置を工夫し、フロントピラーを軸に斜め上方にはね上げる方式にしたことで、通常のドアに比べ全開にしたときにボディ側面からの張り出しが少なくなるというメリットも生まれました。

ボディサイズは全長3,860mm、全幅1,650mm、全高1,265mmなので、いまのスズキ「スイフト」と同じ全長に非常に低い車高を備えていたことが分かります。1,500㏄のエンジンは110psを発揮していましたので、スポーツカーではなく、気持ちよく街乗りやドライブを楽しむクルマであることが伺えます。

ちなみに価格は160万円から188.1万円(東京渡し=当時は納車場所で価格が違っていることがありました)。同じ時期のクラウンが300万円ほどでしたから、その半分くらいのイメージ、つまり、今で言えば「カローラクロス」くらいの車格ともいえますが、それよりもはるかに遊び心あふれた個性的なクルマといえるでしょう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください