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高収入・共働き夫婦が得られる額は? 夫婦合わせた年金の最高額を試算してみた

マイナビニュース / 2024年8月6日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

定年が視野に入り、退職後の年金がいくらになるか気になる方もいるでしょう。夫婦で厚生年金を受給する場合、最高でいくらもらえるのでしょうか。今回は厚生年金の最高額を受け取れる条件や計算の仕組みについて解説します。

※2024年7月時点での情報を基に計算しております。年金受給額の計算方法は今後見直される可能性もあります。

○夫婦で年金の最高額を受給するには?

会社員の方が受け取れる年金として、老齢厚生年金と老齢基礎年金の2つがあります。夫婦で最高の場合とは、夫・妻ともに会社員としてそれぞれ最高額を受給することです。

厚生年金と基礎年金、それぞれの最高額について見ていきましょう。
○老齢基礎年金の最高額は?

老齢基礎年金は、年金の仕組みの「1階」に当たる部分です。加入期間が長いほど年金額は多くなります。令和6年の場合、老齢基礎年金の最高額は81万6,000円です。

ちなみに、会社員の方の場合は「2階」に相当する厚生年金がありますが、自営業者の方などは通常は1階の基礎年金のみです。

基礎年金だけでは老後の生活を支えられないことは明らかなため、自営業者などの方はとくに年金以外の資産を多く用意しておく必要があります。
○老齢厚生年金の最高額は?

年金制度の「2F」にあたる老齢厚生年金の受給額について、2003年(平成15年)4月以降の加入期間分の計算式は以下のとおりです。

平均標準報酬額×5.481/1,000×加入月数

計算式からわかるとおり、報酬が高いほど、加入期間が長いほど年金受給額が増える仕組みです。

平均標準報酬額とは、1カ月分の給料を「31万円以上33万円未満」といったように等級分けしたもので、です。具体的には標準報酬月額と標準賞与額の総額を、年金の加入期間で割って求めます

ただし、受給額の計算において、標準報酬月額は65万円、標準賞与額は150万円を年3回が上限です。

また、厚生年金の加入期間を長くするため、中卒で働くと想定して16歳から加入するとします。

よって、老齢厚生年金の最高額を受給するための理論上の条件は以下となります。

6歳から70歳まで厚生年金に加入し、その間は常に63万5,000円以上の月額報酬を得る
賞与を毎年3回、1回あたり150万円以上を受け取る

この条件での年収は1,230万円以上で、平均標準報酬額は102万5,000円です。

よって老齢厚生年金の最高額は下記のとおりです。

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