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電通、広告コピー生成ツール「AICO2」開発‐心の琴線に響くコピーを生み出す

マイナビニュース / 2024年8月5日 17時52分

画像提供:マイナビニュース

dentsu Japanは8月5日、「AI戦略説明会」を実施し、電通デジタルと電通のコピーライターたちが長年培ってきた思考プロセスをAIに学習させた広告コピー生成ツール「AICO2(AI Copy Writer 2)」を開発したことを発表した。

説明会には、dentsu Japan データ&テクノロジー プレジデント 事業会社担当の山口修治氏、電通 CXクリエーティブ・センター センター長 エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター 主席AIマスターの並河進氏らが登壇し、同社のAI戦略と新サービスであるAICO2について説明した。

ビジネスと提供価値をAIでアップデートする「AI For Growth」

同社では、dentsu Japanが提供するサービスのすべてにAIを適応し、アップデートするための戦略的かつ包括的な活動として「AI For Growth」という取り組みを行っている。

「AI For Growthは、単なるサービスやブランド名ではありません。dentsu Japanのビジネスと提供価値をAIでアップデートするための、さまざまなレイヤーでの取り組みを総称して『AI For Growth』と名付けられています」(山口氏)

AI For Growthでは、「マーケティング支援」「トランスフォーメーション支援」「プロダクト開発」の3つから成り立つクライアントサービス領域、「データインフラ拡充」「AI人財育成」「技術研究・開発」の3つから構成されるAIアセット領域、「AIガバナンス整備」「組織構築・経営」から成るコーポレート機能という、3つの領域で8つの取り組みが行われている。

特にプロダクト開発においては、デジタル広告の運用型広告において、広告クリエイティブ制作をAIで革新するソリューションである「∞AI Ads」を2023年10月に発表するなど、新しい取り組みも多い。

今回の説明会で新たに発表された、AICO2に関してもAI For Growthのプロダクト開発内の取り組みとなっている。
「AICO2」の概要

AICO2は、コピーライターの思考のプロセスを学習させた独自AIにより、印象的なコピーを生成するソリューション。2015~17年に開発された「AICO」がリニューアルされた新しいモデルだ。

「ChatGPTに代表される生成AIの登場によってさまざまな体験が可能になり、広告コミュニケーション領域においても生成AIは欠かせない技術になりつつあります。国内電通グループにおいては、初代のAICOの開発をはじめ、2015年から広告制作における生成AI活用について研究開発を続けてきました」(並河氏)

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