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Google Cloud、データベースとアナリティクスの新サービス群を発表

マイナビニュース / 2024年8月5日 18時26分

BIの「Looker」にもGeminiを組み込んだ「Gemini in Looker」はプレビュー版となっている。AIを活用した数式アシスタントやスライド生成といった新機能が利用可能になり、近日中に会話分析の公開を予定。

オープンソースをサポートするAI対応に向けて、GAとなった「Apache Iceberg」「Delta」、プレビュー版として「Apache Hudi」「同Kafka」「同Spark」のBigQueryのサポートにより、データレイクハウスの構築が可能になった。また、ブレピュー版でBigQueryからAI統合基盤の「Vertex AI」に直接アクセスして、チャットや検索、生成、処理、ストリーミングができる。

カルダー氏は「BigQueryは構造化/非構造化データ、オープンフォーマットまで複数のデータタイプをサポートしている。単一で統一されたデータ基盤全体でアクセスを実現する」と力を込めていた。
「Spanner」でグラフ処理とベクトル検索

ガットマンズ氏は分散データベースの「Spanner」について「常に稼働し、グローバルの整合性に加え、実質的に制限のないスケーラビリティを持つデータベースだ。Google検索やGmail、Youtubeを支えるテクノロジー」と話す。

今回、そんなSpannerにおいて、さまざまな新機能がリリースされた。マルチモデル機能を拡張してスケーラブルなグラフ処理を可能とする「Spanner Graph」がプレビュー版となった。グラフクエリ言語(GQL)をサポートし、SQLとの相互運用性を提供することで単一の操作で構造化データと接続されたデータのシームレスなクエリを実行。

また、プレピュー版でSpannerの全文検索とベクトル検索も明らかにした。全文検索機能はScaNN(Scalable Nearest Neighbors:スケーラブルな最近傍探索)アルゴリズムにより、インデックス作成と検索ベクトルの埋め込みが可能となり、セマンティック検索を強化できるようになるという。

さらに、Spannerでは同一国内の2つの異なるリージョンでデータレジデンシーの要件に準拠することが可能な「Spannerデュアルリージョン構成」の一般提供を開始する。

モダナイズ

続いてはモダナイズに関して。まずは、データレイクやDWHのワークロードをオンプレミス、そのほかのクラウドなど、あらゆる場所からBigQuery、またはレガシーアプリを拡張してモダナイズするためのクラウドサービス「Dataproc」に移行するためのサポートを提供し、AI対応を支援。

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