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背負って運べる異色のポータブル冷凍冷蔵庫「FrozenPack」、試して分かった実用性

マイナビニュース / 2024年8月6日 11時0分

使って驚いたのが、小さなバッテリーによる駆動なのに素早く冷えることと、駆動時の騒音がそれほどうるさくないこと。-18度に設定しても、30分ちょっとで常温の状態からキンキンに冷えた状態になりました。駆動時は、ある程度の騒音や排熱が出ますが、どちらもそれほど気にならないレベルに抑えられています。

メーカー公称値では、バッテリー1つで6時間駆動するとしていますが、内部に収納する食材の量やFrozenPackのカバーを開閉する頻度に左右されるとみられるので、実際はそれより短いとみておいた方がよいでしょう。常温だった500mlのビール缶数本を収納して6度に設定して冷蔵したところ、途中で何度かカバーを開けたりしたものの、3~4時間ほど経ったあとも冷たく楽しめました。バッテリー1本だと丸一日のレジャーは厳しそうですが、半日はしっかり保冷してくれるでしょう。

冷却中のFrozenPackを背負ってみました。何も入れない状態でも重さが11.1kgあるうえ、一般的なバックパックとは異なり柔軟性がないので、背負ったり下ろす際はちょっと大変で慣れが必要だと感じます。飲み物などを満載にすると長時間背負うのは厳しいものの、駐車場から自宅まで程度ならば全然余裕。幅も重さもある一般的なポータブル冷凍冷蔵庫を手で持つのと比べれば、持ち運びははるかにラクチンです。

外装はビニール素材で汚れが付着してもサッと拭き取れますが、見た目の高級感に欠けるのは気になりました。カラーがベージュ1色だけなのも物足りないと感じます。人気のアウトドアブランドのようにデザイン的な魅力が欲しかったところです。

標準価格は、FrozenPack本体が49,990円、専用バッテリーが2つ付属する「アウトドアセット」が65,970円となっていますが、販売開始からの24時間限定(8月6日11時~8月7日10時59分)でアウトドアセットが30,990円(53%引き)で購入できます。丸一日保冷するのに必要な2つのバッテリー付きでこの価格は魅力的だと感じます。それ以降は39,990円(39%引き)となります。

一般的な箱型のポータブル冷凍冷蔵庫と比べ、手を使わず持ち運べる可搬性の高さ、電源がない場所でもちゃんと冷える小型バッテリーの採用はアドバンテージがあると感じます。一見すると、奇をてらっただけのキワモノのように感じるかもしれませんが、クルマに載せてのスーパーの買い回りでは結構重宝しました。手軽に動かせるサブ冷蔵庫として、寝室でも重宝しそう。アイデア次第で日常でも非常時でも便利に活躍する製品だと感じました。
(磯修)



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