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日経平均の乱高下、どう行動すべき? 増配株投資家の「配当太郎」さんに聞く

マイナビニュース / 2024年8月6日 18時22分

━━長期に保有し続ける配当株を選ぶにあたって大事なポイントは何でしょうか?

一番は自分がその企業を信じられるか、信じられないかです。長期投資なので今回のようにいつどこで株価の谷間があるかわかりません。これからも大丈夫だろう、稼ぎ続けるだろう、一時的に下がっても株価が戻ってくるだろうと思える企業の銘柄を選ぶといいと思います。

そして、できれば感覚だけではなく、過去から現在にかけての業績と、株主還元姿勢を確認しましょう。決算資料を見ていくと、業績の伸びに対する還元の増え方の傾向もわかってきます。

信じる力が秀でているのであれば、ほったらかしでいいとは思いませんが、市場も業績も気にしないという選択だってアリだと思います。ただし、配当利回りの良さだけで銘柄を選ぶことは避けましょう。

株式投資に絶対はありません。しかし「この企業で何かあれば日本経済が終わるのではないか」と思えるレベルの企業の、大型銘柄であれば、よっぽど失敗することはないのではないでしょうか。
○今後も日経平均は動く、大事なのは"慌てない"こと

━━5日から一転、6日には全面高の展開となり、前日終値に比べて3,217円高い3万4675円46銭で取引を終了、過去最大の上げ幅となりました。配当太郎さんはこれまでと、これからの相場の動きをどう分析していらっしゃいますか?

8月1日・2日の時点で個人投資家の資産は既に毀損していました。現物株投資であれば含み損を抱えるだけですが、信用取引の場合、損失を徹底的に出しているタイミングで5日の株価下落を迎え、追証(委託保証金を追加で差し入れなければならない状態)になり、資金を確保するため投げる(損を承知で売る)しかないという状況に多くの人が陥ったと思います。その結果、相場がクラッシュしてしまったのではないでしょうか。

いままで、株価が強く上昇していたところに信用の買いもあり、いびつな上昇が続いていました。そんなタイミングで信用取引をしていた投資家がすべて投げてしまったので需給が改善し、バリエーション上は株価がものすごく安くなりました。それを待っていた人たちが、買うことによって自律反発を含めた強い上昇になったのだと思います。

大きな地震の後には必ず余震があるように、今後も何かの理由をつけて日経平均は動くでしょう。

━━これから株式投資を始めようと考えている方は、購入タイミングをどのように考えたらいいでしょうか?

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