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トヨタ「ランクル70」の魅力とは? 昭和のクルマ好き、大いに語る

マイナビニュース / 2024年8月18日 11時30分

昔と変わらないランクル70の四角いボディには、イメージカラーのベージュがよく似合う。サイズは全長4,890mm、全幅1,870mm、全高1,920mm、ホイールベース2,730mmで基本的に変更なしだ(変わる必要もない)。

逆に変わったのは顔つきで、10年前の再販モデルはヘッドライトがちょっとおしゃれな角目でウインカー一体型だったのに対し、今回の再再販モデルはLED式の丸目2眼になり、しかもウインカーは外側に張り出す別体型だ。この組み合わせ、まさに初代と同じで、昭和の顔に戻っている。すばらしい!

ボンネットが少し盛り上がっている理由は、熱量の多いディーゼルエンジンに対応した大きなラジエーターを搭載したことと、歩行者への衝突安全性を確保したことの2つ。これを開ける時の鉄板らしい重さといったら半端ではない。しかも開口部が高い位置にあるので、小柄な女性だったら無理かもというレベルだ。

それをグイッと持ち上げると姿を表すのが、最高出力208PS/最大トルク500Nmを発生する「1GD-FTV」型2.8L直列4気筒DOHCディーゼルターボエンジンだ。再販モデルが搭載していた「1GR-FE」型4.0L V6DOHCガソリンエンジンから変更となっている。

再販モデルがなぜガソリンだったかというと、当時のディーゼルでは排ガスの法規がクリアできなかったから。今回のディーゼルは排気ガスを浄化する尿素SCRシステム(左フロントフェンダーに補充口がある)を使用する最新版だ。やっぱり、ハードなオフロードモデルにはディーゼルエンジンの方が相性がいい。

車内で変わったところ、変わらないところ

「ガチャン!」と開く幅の薄い(鉄板は厚い)ドアを開け、Aピラーにあるハンドル(手すり)をつかんでドライバーズシートによじ登ると、昭和と現代が渾然一体とした、不思議な世界が広がっている。スイッチが少ない本革巻きステアリングのコラムからはえた例の丸型ヘッドライトのスイッチは、最新のオートマチックハイビーム式に。その下にあるレバーはクルーズコントロール用だが、前車追従式ではなく、単純な走行スピード設定型なので要注意だ。

ステアリングの奥にあるメーターナセルにはスピード、エンジン回転、電圧、水温、燃料、水量のメーターが並ぶ。針が赤くて見やすいアナログ式だ。その横にある4.2インチのTFTカラーディスプレイでは、オドメーターや外気温だけでなく、瞬間と平均の燃費が確認できる。

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