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松岡昌宏、正義と悪の2択なら「悪の方が好き。目に見えてるものが全てじゃない」

マイナビニュース / 2024年8月10日 7時0分

画像提供:マイナビニュース

●やらないで後悔するより、やって後悔した方がいい
8月11日からWOWOWで『連続ドラマW 密告はうたう2 警視庁監察ファイル』(WOWOWプライム/WOWOW4K/WOWOWオンデマンド 毎週日曜 22:00~全8話※第1話は無料放送)の放送&配信がスタートする。本作は、"警察の中の警察"とも言われ、警視庁職員の不正を取り締まるプロ集団・警視庁人事一課(通称:ジンイチ)監察係の知られざる内部捜査を描き、「警察が警察を追う」緊迫感で多くの視聴者を魅了した、松岡昌宏主演のサスペンス『密告はうたう 警視庁監察ファイル』の続編。松岡扮する主人公・佐良正輝が、人事一課所属となって2年が経過。一通の密告文に端を発し、警察全体を揺るがす"組織の陰謀"と対峙するストーリー。本作の見どころや「正義が嫌いな理由」を、松岡に訊いてみた。

――シーズン2の撮影にあたり、「また大変な時間が始まる」とコメントされていましたね。

なんせシーズン1は、今まで経験したドラマの中で一番大変だったんで(苦笑)。アクションシーンみたいなものは一切ないんですけど、心がめちゃめちゃ重たくて苦しいんです。普段のオレは、作品と自分の精神状態をちゃんと分けられるタイプの人間なんだけど、この作品をやるときだけは、なぜか心が持っていかれちゃう。要は"地縛霊"みたいな作品だから、何かが乗っかってくるのよ。だから、撮影が終わってからすぐ"お祓い"にいったもん(笑)。赤羽の居酒屋でプシュッて。"呑むお祓い"ね。清めなきゃいけないから。塩を舐めながら(笑)。

――松岡さんらしいですね(笑)。それだけ大変な作品を、もう1回やろうと思えた理由は?

"佐良"という役を再び皆さんから求めていただけていること自体は、役者冥利に尽きるというか。シーズン1は自分にとってはかなりの冒険というか、新たな挑戦ではあったので……。それが視聴者の方々の目に留まって評価していただけたことは、正直驚きでもあるんですよね。もともと自分は『シンプルなドラマにどんな風に着色していくか』にやりがいを見出すタイプの役者なので。『密告はうたう』のような、絶対にほどけないであろう糸を、1つ1つ細かくほどいていくような心の持って行き方が求められる芝居というのは、これまでほとんど経験したことがなかったし。そもそも社会派ドラマと呼ばれる類のものに自分はまったく興味がなくて、シーズン1をやるまで観たこともなかったくらいなので。でも、「やらないで後悔するより、やって後悔した方がいい」というのが自分の生き方なので。シリーズものを受けるかどうかって、実はすごく難しい選択だったりするんだけど、自分の限界を試してみたい気持ちもどこかにあって。「求めていただけるのであれば……」っていう感じです。

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