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Clouderaが実現する“真”のハイブリッドとは? 「EVOLVE24 APAC」開催

マイナビニュース / 2024年8月9日 17時0分

同社が公表するグローバルでの採用実績によると、2024年8月現在、4000を超える顧客企業を抱え、保険、金融、自動車、製薬、通信など各業界の世界上位10社のほとんどが同社の顧客だ。また、世界の190以上の行政・公共機関がClouderaのデータプラットフォームを活用している。

Clouderaが管理するデータ量は25EB(エクサバイト:エクサは100京)を超えており、これは他のクラウドオンリーベンダーの100倍以上にあたるという。2024年における年間収益は10億ドル(約1475億円)の大台を超えた。「業界のハイパースケーラーと肩を並べている」(サンズベリー氏)

Clouderaは現在、AI関連への投資も加速させている。2024年6月にVertaのオペレーショナルAIプラットフォームを買収し、AIの専門性を向上させている。Vertaはハイブリッドクラウドおよびマルチクラウドのエンドツーエンド型AIプラットフォームを提供しており、企業による全社的なモデルの構築や運用、監視、セキュリティ確保、拡張を可能にするとしている。

そしてClouderaは同月、より高度なデータ分析を実現する3つの新しいAIアシスタント「SQL AIアシスタント」「Cloudera Data Visualization内のAIチャットボット」「Cloudera Machine LearningのCloudera Copilot」を発表した。

SQL AIアシスタントは、複雑なSQL(データベースを操作するための言語)の記述で生じる課題の解決をAIが支援するもの。データを検索できる可視化されたダッシュボード「Cloudera Data Visualization」内のAIチャットボットは、企業のデータと直接対話するように設計されており、 BIダッシュボードが通常表示できる以上のコンテキスト化されたビジネスインサイトを提示できるという。

そして3つ目のアシスタントAI「Cloudera Copilot」は、事前にトレーニングされたLLM(大規模言語モデル)を備えており、データラングリングからコーディングに至るまで、AIやML(機械学習)モデルを本番環境で展開する際に関連する課題を解決できるとしている。

IBMのグローバル調査によると、約8割の企業がエンタープライズAIを利用中もしくは検討しているという。サンズベリー氏は「AI技術の進化に伴い、企業はそれを業務に導入する新たな方法を見出している。AIとデータマネジメントは密接に関係しており、AIはデータマネジメントの未来を担っている」と話した。

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