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Clouderaが実現する“真”のハイブリッドとは? 「EVOLVE24 APAC」開催

マイナビニュース / 2024年8月9日 17時0分

2025年度の戦略については、3つの柱「Deliver TRUE Hybrid(真のハイブリッドの提供)」「Enable Modern Data Architectures(最新のデータアーキテクチャの実現)」「Accelerate Enterprise AI(エンタープライズAIの加速)」を掲げる。「ハイブリッドデータ、アナリティクス、AIのリーダーになるための投資を続ける」(サンズベリー氏)

“真”のハイブリッドとは?

講演や合同取材の中で、サンズベリー氏とリッキー氏は何度も「“真”のハイブリッドを提供する」と強調していた。

真のハイブリッドはどのような概念で、一般的なハイブリッドと何が違うのだろうか。リッキー氏に質問を投げかけてみると、「真のハイブリッドとは、オンプレミスやプライベートクラウドからパブリッククラウドにワークロードを移動できることを意味する。アプリケーションを書き換えることなく、クラウドとオンプレミスの間でアプリケーション、データ、ユーザーを柔軟に移動できる」と答えた。

同氏は続けて、「データだけでなくそのアクセス権やメタデータも共有できる。データ資産の所有を把握・コントロールでき、データ主権を確保できる」と説明した。

米国の調査会社IDCは、今後世界で蓄積されるデータ量は年平均27%の割合で増加し、2025年の世界のデータ量は175ZB(ゼタバイト:ゼタは1兆の10億倍)になると予測している。一方でそのうちパブリッククラウドによるデータ量は約6割に留まる。また、451 Researchによると約8割の企業は、オンプレミスのリソースとパブリッククラウドの両方を統合したいと考えているという。

また同氏は、Clouderaが実現するハイブリッドデータプラットフォームが、システムコスト全体の削減に貢献できることも強調した。ある石油・ガスの大手顧客はハイブリッド環境を実現することで、ログの量を60%削減し、5年間でロギングコストを200万ドル節約したという。

一貫性のあるデータの上で、パブリックとクラウドのスケールメリットを最大化でき、データ保存など高コストな箇所はプライベートクラウドに展開することでコストも最適化できる。

AI環境を構築するうえでもハイブリッド環境は適していると同氏は指摘する。「エンタープライズグレードのLLMオペレーションは高価だ。Clouderaのハイブリッドソリューションは、データの収集からAIまでのすべての機能を網羅しているため、同業他社より40%安い」(リッキー氏)という。

リッキー氏は「真のハイブリッドにより、企業はコストを最適化し、セキュリティとガバナンスを強化できる。そして、ビジネス変換のためのデータ戦略を立てることが可能だ。Clouderaは真のハイブリッドデータプラットフォームを提供できる唯一の企業」と自信を見せていた。
(早川竜太)



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