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山本耕史、「俳優人生の原点」『RENT』で感じた情熱の大切さ 全編英語で再び 完走後は新たな挑戦の可能性も

マイナビニュース / 2024年8月10日 12時0分

気分転換に参考書を買いに書店を訪れた際に、妻・堀北真希さんからツッコまれたエピソードも教えてくれた。

「参考書のコーナーで、『これだと英語が多すぎて、もっと日本語の説明が必要だな』とか思いながらいろいろな参考書を見ていて、『これならわかるかも』と言ったら、奥さんが『耕史くん、これ数学の参考書だよ。大丈夫!?』って(笑)。それぐらいわけがわからない感じになってしまいました」

そこから、「英語を話せるようになることが目的ではなく、『RENT』をやることが目的なんだ」と意識を切り替えて英語と向き合うように。

「言いたいことをある程度言えるようになるぐらいにはなったので、勉強しておいてよかったですが、『RENT』をやるということにフォーカスを向けていかないといけないなと。そして、日本語のセリフもそうですが、普通にしゃべるのと舞台でしゃべるのは全然違うので、稽古をしながらうまく理想に近づけられたらいいなと思っています」

●「作り手なのかわかりませんが…」新たな挑戦の可能性も

近年はコミカルな役も任されるなど役の幅が広がり、肉体美を披露する場面もたびたび話題に。制作陣も山本の起用をとても楽しんでいるように感じるが、山本自身も作品ごとに役作りを楽しんでいるという。

「自分に求められているものは何か、自分に与えられている役割は何かというのをすごく意識していて、その結果、楽しんでもらえていたらうれしいなと思いますね」

とはいえ、自分が納得できないことはしないという姿勢は昔から変わらないという。

「演じる役に対して疑問を感じるようなシーンなど、表現として違うのではないかなと思うことはやらないようにしています。生きている人物でいないといけないので、そうじゃなくなっているなと思った時には、意見を言うように。ただ、現場が止まるのは嫌なので、解決策も先に提案するようにしています」

俳優としてますます存在感を高めている中で迎える日米合作『RENT』。再び『RENT』の舞台に立つ意味も考えているという。

「1周した感じがしていて、この先どうしようかなという気持ちもあって、また『RENT』をやることでどういう風に自分のベクトルが向いていくのか、やってみないとわからないなと。今後、小さい劇場でやるのがいいのか、大きいところでグランドミュージカルをやるのがいいのか、あるいは自分で作るのか。26年前に『RENT』で広げてもらった自分の風呂敷があったとしたら、そこからどんどん自分が広がっていき、それを今回かき集めてぎゅっと縛るようなイメージです。次、これをまた開くのか、違うものを開くのか……違うもの開くかもしれないですね」

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