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岡安学の「eスポーツ観戦記」 第154回 クラロワ部門は進学校が大活躍。マルチプレイタイトルは通信制高校が盤石だった「STAGE:0」ファイナル

マイナビニュース / 2024年8月16日 22時18分

OW2部門は、N高の「Telomere」が圧倒的な力を見せつけます。決勝戦では、ハイブリッドで相手のペイロードを第2チェックポイントまで到達させず、コントロールでは相手に1%も取らさずに100%を取り切る完封勝利を見せました。

これで昨年に引き続き、2年連続でN高(沖縄)が優勝。ちなみに昨年はリーダーのHINS4KU選手が「Tankdiff」というチーム名で出場していましたが、チーム名を変更して連覇を達成しています。優勝インタビューでSOUR4選手が3連覇を目指すと公言しており、しばらくはN高の天下が続きそうな気配です。

VALORANT部門は、「東京に行くために」(ルネサンス豊田)が「あさりあさま」(クローク記念国際)を倒し、「HavenLiberty」(ルネサンス大阪)が「そるみょんズ」(N高)を倒し、ルネサンス同士の決勝です。メンバーのランク的には「HavenLiberty」が上でしたが、下剋上を果たし、「東京に行くために」が優勝しました。

決勝戦で使用されたマップは「バインド」。若干、守備側が有利とも言われていますが、そこまで大きな差はなく、波に乗ったチームが一気に勝利する印象のマップです。

前半は「東京に行くために」が守備側となり、6対6のイーブンで攻守交代の折り返しを迎えます。後半戦は先に1ラウンド取られますが、そこから波に乗り、怒濤の6ラウンド連取。マッチポイントを迎えてから「HavenLiberty」にラウンドを連取されますが、落ち着いて取り返し、優勝を決めました。

チームプレイが大事なタイトルの優勝、準優勝校は相変わらず通信制高校が席巻した「STAGE:0」ですが、全国大会グランドファイナルのファイナリストとなったチームを見てみると、さまざまな高校が名を連ねていました。

「N高一強」と言われていた状態から、ルネサンスやクラーク記念国際が力をつけ、まさに群雄割拠状態です。そして、常連校と言われる高校のチームの選手の多くが、高校から競技タイトルを始めた人でした。

高校生の成長力と伸びしろを考えると、高校入学からゲーム、eスポーツ、部活を始めても決して遅くはありません。すべての高校生が優勝できる可能性を秘めていると感じます。3年間で3回しかないチャンスに高校生は挑戦し、保護者や教員、学校関係者にはその後押しをしてほしいと思います。

エンディングでは、来年の開催の発表とともに、開催地の発表も行われました。開催地は大阪。しかも、大阪・関西万博会場内の「EXPOホール」を使用します。

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