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発達障害の息子の“居場所”を守ろうともがく家族…身近に感じた永作博美「自分も頑張ろうと」

マイナビニュース / 2024年8月17日 18時0分

「“障害があることを見つけてあげられたらよかったんですけど、私も追い詰めていたんだって…”とおっしゃっていたのが、すごく分かりました。親はどうしてもどこかで“自分のせいで…”と思ってしまって、責任みたいなものかな。母親として背負うものが大きいから、“自分の力で何とか助けてあげなきゃ”となってしまう。でもそこが、とても人間臭いなと感じました」

そんな母・貴美子さんに、夫の充明さんが「誰かのせいじゃない」と声をかけていたことも知って、永作は「本当にふさわしい葛藤の仕方や言葉の発し方を皆さんがしていたので、たくさんの共感が得られるような気がします」と想像した。

●最後のシーンに涙「光が見えた喜び」
ナレーションを読むにあたって、「皆さんが一日一日を楽しく、しんどく生きているので、悲しくしちゃいけないと思いました。その気持ちは、ディレクターさんの構成や映像に込められていたので、それを無視しないように意識しました」とのこと。

これまで『ザ・ノンフィクション』でナレーションを担当した際は、収録中に涙することもあったが、「今回は家で、後編の最後のシーンを見た時に泣いてしまい、読めなくなってしまいました。だから、本番ではちゃんとしゃべりきるぞという思いでした」と、より集中力を高めて臨んだ。

その涙は悲しさによるものではなく、「あの家族の皆さんに光が見えた喜びですね。とても感動しました」と予告している。

○もし子どもが役者の道を志したら…

中学生と小学生の母親である永作。子どもたちは、すでに将来のことについて意識している印象があるそうで、「昔だったらまだ全然遊んでる年齢でしたよね。ただ、経験が全くない中で考えさせるのは、かわいそうだなとも思います」と同情しながら、「とにかくいろいろやってみて、好きなことを見つけるしかないですよね。親は余計なことを言わずに時に鼓舞しながら見守るしかないです」と立場を語る。

自身と同じ役者の道を志すこともあるのかと聞くと、「言わせません(笑)。私が体験してこの仕事のことは分かったので、別の仕事をやってほしいです。そしたら、私が違う経験を感じられるので(笑)」と冗談めかしつつ、「やっぱり頑張って自分で生きてほしいですからね。同じ仕事をすると、ちょっと甘えられそうな気がするので、私が口を出せないようなことをやってほしいです」と願った。

そんな子どもたちは、頻繁に料理を作ってくれるのだそう。

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