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『光る君へ』第30話、まひろ&あかねの恋バナに視聴者最注目 画面注視データを分析

マイナビニュース / 2024年8月18日 6時0分

「うん。もう分かったな。うん、分かった、分かった。分かった、分かった」孫を甘やかし続ける為時を、まひろはにらみつけながら部屋を出た。書斎に戻り、すっかり灰となってしまった『カササギ語り』の原稿を見ると涙があふれそうになった。「ああ…」と、嗚咽をもらしたが、泣くのは必死でこらえた。

○子育ての難しさに共感「つらすぎる」

このシーンは、子育ての難しさに共感した視聴者の視線が集まったのではないか。まひろは賢子に学問を教えようとするが、父・藤原為時や弟・藤原惟規(高杉真宙)は、賢子をまひろのようなインテリに育てることに否定的。遊びたい盛りの賢子も、学問よりもおはじきの方が好きなようだ。しかし、仕事と子育てを両立するため、忙しい毎日を送るまひろと、母に構ってほしい賢子との間には深い溝ができつつある。平安でも令和でも、子育ての悩みは尽きない。

ネット上では、「やっぱり、宣孝は必要だったよね」「父も乳母も失った賢子がまひろに甘えたいのは当たり前だよね」「まひろが叱るシーン、つらすぎる」「原稿を燃やされたのではなく火をつけたことを咎(とが)めているのが偉い」といった、どちらの気持ちにも寄り添った意見が集まった。

賢子は成長すると歌人として名を馳せ、従三位という非常に高い位に昇る。これは作中での設定どおり、父が左大臣・藤原道長とすれば、妥当な出世といえるかもしれない。

また、母の才能を引き継ぎ(同時に強力過ぎる英才教育もほどこされている)、高名な歌人としても名を残した。小倉百人一首の第58番、「有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする」は、大弐三位と呼ばれた彼女が詠んだ、技巧を尽くした恋愛の和歌。賢子は残された作品から、母と比べて恋愛上手(母が下手くそ過ぎる気もするが)と言われている。学問嫌いの賢子が、今後どのように成長していくのかも注目のポイントだ。

●安倍晴明、力を使い果たして倒れる
3番目に注目されたシーンは20時11分で、注目度77.3%。安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)の雨乞いが大成功をおさめるシーンだ。

1004(寛弘元)年の夏、都は干ばつに襲われていた。今の陰陽寮に力のあるものはなく、200年ぶりに行われた一条天皇の雨乞いも効果はなかった。こうなっては、すでに引退した安倍晴明に頼るしかない。左大臣・藤原道長は自ら清明のもとを訪れるが、「雨乞いなど、体がもちませぬ」と、老齢の清明は乗り気ではない。「陰陽寮には、力のある者がおらぬ。なんとかそなたにやってもらいたい」「こうしてお話しするだけでも喉が渇きますのに祈祷なぞ」道長の懸命な説得にも、晴明の意思は変わらない。

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