1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

注目の働き方「パラレルキャリア」とは - 副業とどう違う? メリットやデメリット、注意点などを解説

マイナビニュース / 2024年8月21日 16時10分

では、近年パラレルキャリアという働き方が注目を集める背景には、どのような要因があるのでしょうか。

・雇用システムの変化や生き方・働き方の多様化

「人生100年時代」と言われる昨今、個人の価値観や人生観は大きく変化しています。また、終身雇用や年功序列など従来の雇用システムにも限界がきており、これまで以上に自分自身のキャリアを主体的に考えることが求められるようになりました。

自分はどう生きたいのか、どのように働き社会に貢献したいのかを考える機会が多くなったことで、ライフスタイルやワークスタイルも多様化が進んでいます。

・企業寿命の短命化

「企業寿命の短命化」もパラレルキャリアが注目される要因の一つです。不透明な時代の中、定年退職する前に企業が寿命を迎えてしまい、再就職先を探さなければならないというリスクが高まりつつあります。その際、複数のキャリアを持っておけば、いざという時の転職や再就職にも柔軟に対応できる可能性があります。

・企業側のメリット

近年では、「パラレルキャリアを推奨することは、企業にとってもメリットがある」ということが認識されるようになってきました。たとえば、本業以外で培った知識やスキル、経験、マネジメント能力は本業の仕事にも役立ち、企業の業績や競争力アップにもつながるでしょう。

また、生き方や働き方の多様性を認めることで、従業員のモチベーションを向上させられるという効果も期待できます。パラレルキャリアは個人の経験や利益になるだけでなく、企業にとっても有益であるという考え方は、今後ますます広がっていくでしょう。
■パラレルキャリアの3つのタイプ

パラレルキャリアは複数のキャリアを形成する働き方ですが、働き方のタイプによっていくつかの種類に分類することができます。ここでは、主なものとして「ベーススキルアップ型」「自己実現追求型」「新たなキャリア開発型」の3つのタイプをご紹介します。
<ベーススキルアップ型>

ベーススキルアップ型は、すでに持っているスキルや経験を活かし、さらにその範囲を広げることを目的としています。たとえば、企業に勤めるWebエンジニアが自身の技術を活用し、プライベートで作ったシステムを個人向けに販売してキャリアの幅を広げるといったことができます。

このタイプは、現在の業界や職種において、自分の能力を最大限に活かすことを目指しています。
<自己実現追求型>

自己実現追求型は、自分のやりたいことが明確になっており、夢や情熱を追求することに重点を置いています。このタイプの多くは、本業とは異なる分野での活動を通じ、自分自身のやりたいことを実現します。たとえば、日中は会社員として働きながら、夜や週末にはアーティストとしての活動を行う、などが該当します。
<新たなキャリア開発型>

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください