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新「Ginza Sony Park」2025年1月オープン。1,050日間の工事記録を先行展示

マイナビニュース / 2024年8月22日 13時30分

新しいGinza Sony Parkは、旧ソニービルと同様に地上の三方が道路に面し、地下は地下鉄コンコースと大型駐車場に直結。地上では数寄屋橋交差点からの動線を開放的な吹き抜け空間で受け入れ、地下動線も内と外を区切る扉や壁をなるべく設けずにシームレスにつなぐことで、「銀座の街を訪れる人々が気軽に行き交うことのできる空間」を追求した。地下鉄コンコース接続部にはかつてのソニービルの躯体の一部を残し、進化と同時に積層された建物の歴史が見えるようにしている。

旧ソニービルの「花びら構造」によるコンセプトも進化させ、地上の外部空間を大胆に取り込みつつも地下3階から地上5階(屋上)まで、建物全体をつなげる一本の新たな「縦のプロムナード」をつくり出した。

銀座には珍しいという打ち放しコンクリート建築で、普通ベニヤ型枠を採用したコンクリート打設。「とても大らかでプリミティブな表情を見せ、重心の低い建物のフォルムとあわせて、公園の持つプラットフォーム的な要素を体現。そのコンクリートの躯体を覆うステンレスのグリッド状のフレームは、壁面を使ったさまざまなアクティビティを展開する機能的なファサードとして、また設備増設時の配管などを通す共同溝としての役割を担う。加えて、公園と街とのゆるやかなバウンダリーとなり、その隙間から地上の大きな吹き抜け空間の中に入り込む光が、まるで木漏れ日のような変化をもたらす」とのこと。

新しいGinza Sony Parkは、「街に開かれた施設」というソニービルの設計思想と創業者の想いを継承・拡張させ、余白とアクティビティで街や人々に新しいリズムをもたらす場と位置づけ、「ソニービルがこの銀座・数寄屋橋の地から、世界に向けて多くの情報を発信し文化をつくってきたように、私たちも『Ginza Sony Park』から新たな挑戦を始めていく」としている。

なお旧ソニービルの建て替えにあたり、「建て替えプロセスもソニーらしくユニークに行いたい」という想いから、ソニーでは2018年から7年がかりのリニューアルプロジェクトとなる「Ginza Sony Parkプロジェクト」を二段階のプロセスで進めてきた。

第一段階は新しい建物をすぐに建てず、ビルの解体途中(2018年8月~2021年9月)を公園にするという、他に類を見ない実験的な試みを実施。コロナ禍を含む約3年間で854万人もの人々が来園したという。第二段階では解体・新築工事を再開し、2024年8月にプロジェクトの最終形となる「Ginza Sony Park」を竣工。2025年1月のグランドオープンをめざす。
○ソニー企業 社長 兼 チーフブランディングオフィサー Ginza Sony Park Project主宰 永野大輔氏のコメント

今から11年前の2013年にソニービルの建て替えを目的にプロジェクトの構想がスタートしました。

初期段階では公園をつくる計画はありませんでしたが、ソニーらしく大胆でユニークに、銀座の街に新しいリズムを、そして、人々が気分によってさまざまな過ごし方ができるように、という3つのテーマを掲げ、創業者の想いを丹念に紐解いていきました。未来に向けてソニーの個性を形にするにはどうすればよいかを考え続け、導き出した答えがGinza Sony Parkでした。

このたび無事に竣工を迎え、公園のプラットフォームが完成しました。今はまだ何もない余白の空間ですが、グランドオープンしたあと、この余白は、ソニーだけではなく、訪れた人の使い方やアクティビティによって彩られ、この場の楽しみ方も変わり続けていきます。
(庄司亮一)



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