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八芳園、日本全国でプロデュース事業スタート - 本館リニューアル計画も発表

マイナビニュース / 2024年8月23日 10時30分

画像提供:マイナビニュース

八芳園は22日、来年(2025年)実施する大規模リニューアルについてのメディア説明会を開催。代表取締役社長の井上義則氏が登壇し、八芳園グループの新たなビジョンについて説明した。それによれば、地域創生に貢献する「HAPPO-EN AREA PRODUCE」事業を日本各地でスタートするという。

○■新事業として"エリアプロデュース"を発表

その冒頭、井上社長は直近の取り組みについて紹介した。それによれば同社は現在、東京・白金台を拠点にしながら事業領域を拡張し、DMO GATEWAY TAKANAWA・SHINAGAWAの共創パートナーとして高輪・品川エリアの活性化に注力しているとのこと。

井上社長は「この地域の宿泊施設、飲食施設、観光施設、そしてエンタメなど多様な機能をベースにして、他の地域にはない特別な体験を提供中です。最終的には、大きな成長産業であるMICEの目的地にすることを目指しています」と説明する。

ちなみにMICEとは、企業や団体などが行う会議(Meeting)、研修旅行(Incentive Travel)、国際会議(Convention)、展示会(Exhibition / Event)を総称したもの。

こうした事業展開を通じて得た経験やノウハウを活かし、今後は全国各地でエリアプロデュースを展開していく、と宣言する。「八芳園グループは100周年に向け、本物を追求するエリアプロデュース企業へと進化していきます」と井上社長。具体的には、どんなことを考えているのだろうか?

「グローバルの観光市場における日本の競争力を維持するため、いま、日本が誇る美しい文化資産を守ることが急務です。近年はオーバーツーリズムによる弊害も表面化しており、観光産業の成長、文化資産の継承というものは、たくさんの観光客を受け入れるだけでは実現できないことも分かってきました。そこで私たちは地域に根付いた文化、風習、ローカルルールを遵守した上で人々の交流を促進し、地域の方々の応援もいただきながら観光産業の持続的な成長を促していきたい」

続けて、「これまで八芳園では、たくさんのお客様が結婚式を挙げられました。八芳園が続いている限り、いつまでも、お客様の心のふるさとであり続けられる。それと同様に、全国各地の文化資産が地域の人々の心のふるさとであり続けられるよう、私たちもアクションを起こしていきます。それがHAPPO-EN AREA PRODUCEです。これは第2の創業期として自社の社会的役割を捉え直した結果であり、日本観光の奉仕者としての役割をさらに強く全うしていこう、というものです」と、言葉に熱を込めた。

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