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KDDI、物流倉庫のデータを分析して効率化を支援するNexa Warehouse-Optimizer提供

マイナビニュース / 2024年8月23日 12時53分

画像提供:マイナビニュース

KDDIと椿本チエインの合弁会社であるNexa Wareは8月22日、物流倉庫内のデータを活用して物流2024年問題や労働人口不足解決の支援を目指す、物流倉庫向けデータ分析サービス「Nexa Warehouse-Optimizer」の提供を開始することを発表し、説明会を開いた。KDDI物流センターにおいて先行的に実施した実証実験では、約1.4倍の作業効率を向上したという。
KDDIがAI時代に打ち出したプラットフォーム「WAKONX」

同サービスは、KDDIが5月に発表したAI時代のビジネスプラットフォーム「WAKONX(ワコンクロス)」の枠組みの中で提供する。WAKONXとは、KDDI VISION 2030「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会を作る」の実現に向けて、企業のデジタル化を支援するというコンセプトから生まれた新ブランド。

WAKONXでは、各業界に共通する課題に対して「協調」して課題解決のための共通のフレームを構築し、as a Serviceモデルで提供することで各社の初期投資の低減を図る。他方で、「競争」領域において顧客各社の強みや付加価値をさらに拡大するための計算基盤やソリューションを提供する。

注力してソリューションを展開する領域について、KDDIは「モビリティ」「リテール」「ロジスティクス」「ブロードキャスト」「スマートシティ」「BPO(Business Process Outsourcing)」を挙げている。Nexa Warehouse-Optimizerは、このうちロジスティクス領域のアセットに相当する。

KDDI ビジネス事業本部 プロダクト本部 次世代ビジネス開発部長の中島康人氏は、今回ロジスティクス領域のサービスを打ち出した背景について、「ロジスティクスは複数の業界に関わることができる領域。WAKONXの中でロジスティクスを最初に手掛けることによって、例えば医療や食品など、幅広い業界の流れがつかめると考え、初期段階でロジスティクスのサービスを発表した」とコメントしていた。

物流拠点全体の効率化を支援する「Nexa Warehouse-Optimizer」

Nexa Warehouse-Optimizerは、倉庫内のデータを分析して作業全体の効率化を支援する。人員、作業量、作業時間を考慮して各作業員のシフトを自動化するほか、注文残数や進捗データから出荷作業完了時間を予測する。これらの情報はWebダッシュボードで可視化可能。

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