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中学生や高校生も受賞! アップルが認めた6名の学生アプリ開発者の横顔

マイナビニュース / 2024年8月29日 13時45分

受賞者の1人はあの「日経空間版」アプリを手がけていた!

冒頭で、今年のSwift Student Challengeの日本人受賞者は快挙ずくめと紹介しましたが、受賞者のなかにはすでに大手企業でアプリ開発に携わっている凄腕の学生もいました。「Look that way!」のアプリを作った尾崎正和さんで、実は日本経済新聞の紙面がApple Vision Proで見られる「日経空間版」アプリの開発に大きく貢献した人物なのです。

「僕が赤ちゃんの時に初めてつかまり立ちした時、机の上にあった父親のキーボードに手を掛けていたそうなんです」と幼少期のエピソードを笑顔で語る尾崎さん。自由に使えるパソコンが自宅にある環境で育ったこともあり、小学校低学年のころにはブロックプログラミングを操っていたそう。中学生になると、コードを書いてプログラムを作成するほどになりました。

尾崎さんが本格的にアプリ開発を手がけるきっかけとなったのが、かつてアップルストアの初売りで売られていた「Lucky Bag」でiPod touchを手にしたこと。「このiPod touchでiOSに触れ、ものすごい可能性を感じました。まさにビビッときた感じです。Lucky BagにMacでもなくiPod nanoでもなくiPod touchが入っていたことが、間違いなく僕の人生を変えました」と振り返ります。

そんな尾崎さんですが、昨年のSwift Student Challengeでは残念ながら落選したそう。「過去のSwift Student Challengeの応募作品は多くの人が公開しているので、受賞した作品と受賞できなかった作品の両方を徹底的にチェックしました。多くの人は受賞作品だけを見ると思いますが、受賞できなかった理由がなぜかを分析するのも大事だと感じています」

今回受賞したアプリ「Look that way!」の制作では、身の回りの人の課題を解決することを第一に考えたそう。「アプリは自分のために使うことがほとんどですが、周りの人にとって役立つ内容の方がインパクトがありますから」

すでにApple Vision Pro用アプリの開発も手がけている尾崎さん。「iPhoneやiPadの画面は2次元の長方形の枠の中だけにとどまりますが、Apple Vision Proは自分が見える範囲の空間を自由に使えるのが魅力ですね。2023年夏に参加したApple Vision Proのデベロッパーラボで実機に触れて衝撃を受け、日経空間版のアプリを作ろうと決意しました」と振り返ります。

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