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Z世代が注目するマネートレンド「ラウド・バジェティング」ってなに? FPが解説

マイナビニュース / 2024年8月27日 10時47分

また、「ラウド・バジェティング」によって、同じ目的意識を持った仲間が集まる効果もあります。その結果、効果的な節約方法を共有できたり、強制力が働いたりするので、目標達成の可能性が高まります。

ラウド・バジェティングの始め方

SNSなどを使って、貯蓄目標を掲げて取り組むことを宣言するだけです。現在TikTokやXで「#loudbudgeting」で検索すると、たくさんの仲間や関連記事を見つけることができます。日本では、「ラウド・バジェティング」という言葉はまだ浸透しておらず、今後わかりやすい日本語の言葉に置き換わって流行る可能性があります。

ポイントは、節約を全面に出すよりも、貯蓄目標を全面に出すことで、ポジティブにアピールすることです。そしてその取り組みに対してオープンにすることが重要です。日本ではお金の話を表立って話すのはタブーとする向きがありますが、包み隠さないこと(透明性があること)で、その人の本気度を示すことができ、その結果、周りの理解を得られやすくなります。

誤解しないように言っておくと、オープンにするというのは、全財産を開示するようなことではなく、目標達成までの取り組みをオープンにするということなので、抵抗を感じる必要はありません。また、SNSでの発信ではなく、家族や友人に宣言する形でもいいでしょう。むしろこちらの方が実践的な効果が得られる可能性があります。
ラウド・バジェティングの注意点

ラウド・バジェティングを正しく行えば、自分の価値観に基づいた支出管理ができ、経済的な目標に近づくことができます。しかし、やり方を間違うとデメリットになることもあるので、注意点もお伝えしておきます。
*節約が目的にならないようにする

節約は貯蓄目標を達成するための方法であり、節約が目的にならないようにしましょう。普段から節約を習慣にしているのは問題ありませんが、節約することが第一になってしまうと、過度な節約に走り、日常生活に支障が出るまで行ってしまうことがあります。時には、ご褒美支出もあった方が、長く続けることができます。
*他人の価値観は尊重する

ラウド・バジェティングは節約志向を声高に宣言する行為であるため、それに対して、よく思わない人も当然出てきます。オープンにしたことで誰もが共感してくれるわけではないことは理解しておきましょう。一方で、ラウド・バジェティングを行わない人に対して、無理に勧めたり、自分の価値観を押し付けたりしないことも大事です。
*完璧主義にならない

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