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onsemiのセンサ技術が「JASS 2024」に集結 - 車載と産業の両軸で事業を展開

マイナビニュース / 2024年8月29日 7時3分

画像提供:マイナビニュース

onsemiは8月27日、同社の主力事業領域の1つであるセンサ製品・技術に関するプライベートイベント「Japan Annual Sensing Summit(JASS) 2024」を開催。最新のイメージセンサをはじめとするさまざまな製品を、車載用および産業用に分類しデモンストレーションと共に紹介した。

○センサ事業を強化するonsemiが日本向けイベントを実施

米・アリゾナ州フェニックスに本社を置く半導体メーカーのonsemiは、パワー半導体とイメージセンサを主力製品としている。今回開催されたJASSは、onsemiが有するイメージセンサを中心としたセンシング領域の技術について、デモンストレーションを交えながら最新製品を含め紹介するプライベートイベントだ。

前回の開催は2023年10月。以来、同社の主力製品である「Hyperlux」シリーズでは多くの製品が発表され、車載向けに限らずさまざまなアプリケーションへと用途を広げている。また2024年7月には、CQD(コロイド量子ドット)ベースの短波赤外(SWIR)技術を有するSWIR Vision Systemsの買収を完了。先進的な要素技術を獲得しながら、新製品の開発体制強化を続けているとする。

イベントの開催にあたり、onsemi日本法人の林孝浩代表取締役社長は、「機器あたりのイメージセンサの搭載個数が年々増加する中で、顧客が直面する技術課題も当然ながら増えている。そういった課題を解決する新たなセンシング技術を開発できるよう、日々邁進していく」と語った。

○ADAS実現に不可欠なイメージセンサを数多く展示

会場内のデモンストレーションエリアでは、アプリケーションが車載用途と産業用途に分類され、さまざまな製品・技術が紹介された。

車載用途向けには、自動運転や先進運転支援システム(ADAS)の実現に不可欠な車外環境の監視への活用が期待されるセンサ製品を展示。Hyperlux AR0823と競合製品をそれぞれ用いたデモンストレーションでは、ハイダイナミックレンジ(HDR)性能を強みとするonsemi製品が、照明のフリッカーを抑えたり路面状況を正確に反映したりするなど、より鮮明な撮像が可能であると説明する。

また運転者の居眠りなどを監視するドライバーモニタリングシステムシステムを想定した、スマートiToFセンサのデモンストレーションも行われた。ToFとは“Time of Flight”の略で、測距に適した技術を指す。今回展示されたスマートiToFは、センサからの距離を測定するのはもちろん、対象者の目線なども感知。眼鏡をかけている場合の検知に加え、目の開閉や会話の有無などもセンシング可能だとした。

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