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日本版“小米之家”への布石? シャオミがライフスタイル製品を大幅拡充する理由

マイナビニュース / 2024年8月29日 16時54分

「8億台以上の製品がつながる、世界最大のコンシューマーIoTプラットフォームを構築している」と安達氏はいいます。また、中国では「小米之家」と呼ばれる実店舗を多数展開しており、そこではスマート家電から文具や雑貨まで、幅広い商品を手に取ることができます。こうした背景から、日本でも「日常生活に役に立つ、楽しい商品を展開していきたい」と安達氏は話していました。

以下が、今回発表された製品のラインナップになります。

「シャオミのミッションは最新のテクノロジーを、お手頃な価格で誰にでもご提供すること。発表する商品もこの思想に基づいて、用意させていただいた」という安達氏の言葉に思わず頷いてしまうほど、いずれの製品も手に取りやすい価格になっています。また「Red Dot Design Award」を受賞したフレキシブル充電式ランプのように、飽きの来ないシンプルなデザインもシャオミ製品の特徴と言えるでしょう。

グローバルで展開する数多くの製品ラインナップから、どれを日本で展開するかについては、「日本向けのカスタマイズが不要なものから順次にと考えている」と安達氏。多機能炊飯器に、日本で一般的な「1合」「2合」といった目盛りの表示がないのも、そうした理由からです。敢えて手を加えないことで、この価格が実現できているとも言えるかもしれません。

残念ながら日本にはまだ実店舗である「小米之家」はありませんが、9月末まで東京・渋谷PARCOの5階に「Xiaomi POP-UP Store」がオープンしています。製品ラインナップの急増の背景には、この実店舗の存在も少なからず影響しているでしょう。実際に、たとえばボールペンは、ストアを訪れた人が「記念に買っていくケースが多い」と安達氏は言います。

現在展開されているXiaomi POP-UP Storeは期間限定の開設ですが、今回スマートホームやIoT/ライフスタイル製品が大きく拡充されたことで、「日本にも常設のストアができるのでは」という期待が、否応なしに高まります。安達氏によれば、常設ストアについてはすでに「オープンを前提に検討を進めている」とのこと。今のところ、今回発表の製品が買えるのは、Xiaomi POP-UP Storeを覗けばオンラインだけですが、ある程度製品が揃ったところで、満を持しての実店舗オープンとなるかもしれません。

著者 : 太田百合子 おおたゆりこ テックライター、エディター。インターネット黎明期よりWebディレクションやインターネット関連のフリーペーパー、情報誌の立ち上げに携わる。以降パソコン、携帯電話、スマートフォンからウェアラブルデバイス、IoT機器まで、身近なデジタルガジェットと、それら通じて利用できる様々なサービス、アプリケーション、および関連ビジネスを中心に取材・執筆活動を続けている。 この著者の記事一覧はこちら
(太田百合子)



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