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「横浜流星、すごい」撮影現場の言葉に、藤井道人監督が「でしょ?」 映画『正体』で寄せる絶大な信頼

マイナビニュース / 2024年9月5日 19時0分

画像提供:マイナビニュース

横浜流星が主演を務め、藤井道人監督とタッグを組んだ映画『正体』(11月29日公開)。染井為人氏による同名小説を実写化した同作は、日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けたが脱走し潜伏を続ける主人公・鏑木慶一(横浜)の姿を、彼が出会う4人(吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、山田孝之)の視点から描く。

行く先々で姿を変えて潜伏し、東京のフリーライター、大阪の日雇い労働者、長野の介護施設と居場所を変える鏑木。2度に分けて行われた撮影では、2023年7月~8月に東京と大阪が舞台となる夏のシーン、半年空けて2024年1月~2月に雪国ロケやスタジオで冬のシーンを撮影した。今回は、2024年2月に行われた、物語の核心に迫るシーンの様子をレポートする。

○映画『正体』物語の核心に迫るシーンに挑む横浜流星

この日に撮影が行われたのは、映画終盤の重要なシーンの一つで、鏑木(横浜)が、大阪の工事現場で出会った和也(森本慎太郎)、そして刑事の又貫(山田孝之)とそれぞれ対峙する。クライマックスの緊張感が流れる静寂の中での撮影となったが、藤井監督曰く「20代30代メインの若いチームで、怒鳴ることもないし、みんな目的と役割があるから、しゃべってる暇があんまりない。それが心地いい」とのこと。

森本と山田のそれぞれと対峙するため、横浜の横顔の美しさも際立つこのシーン。撮影前には集中するためか、少し周りを歩いたりする様子も。段取りはスムーズだったが、その分本番カットにはじっくりと時間をかけ、3回、4回とテイクを重ねていく。藤井監督はその度に役者陣に声をかけていくが、横浜とは簡潔な言葉を交わしているよう。ネタバレのできないシーンだが、和也(森本)や又貫(山田)から感情をぶつけられる鏑木(横浜)は、時には慈悲深く、時には痛みを堪えるように芝居を受けていた。

横浜と藤井監督は公私ともに交流があり、映画では『青の帰り道』『ヴィレッジ』、NETFLIXドラマ『新聞記者』などでタッグを組んでいる。監督は「『青の帰り道』で流星と出会って、そこから広告やミュージックビデオをやってたんですけど、実は初長編映画は『正体』がいいねと言っていたんです。オリジナル作品も書いてたんですけども、僕らもまだそんなに売れてない時代に、TBSの水木(雄太)プロデューサーから『正体』の原作を教えていただいて。僕と流星がやりたかった題材に近くて、『これをやろう』となったのが3年半ぐらい前で、NETFLIXドラマ『新聞記者』のクランクインよりも前だったんですよ。ただ、そこから河村光庸プロデューサーと出会ってしまったが故に、NETFLIXドラマ『新聞記者』や『ヴィレッジ』の方が先になった」と経緯を明かす。「今撮れてよかったなと思うのは、お互いの関係もほとんど知り尽くしている中で、 最終形態に近いぐらいの状態であること。そんな中で、“横浜流星七変化”じゃないですけれども、彼が様々に人格を変えていろんな人に会っていくので、全部の流星が見れるし、人間になりきる力が圧倒的にすごくなっていて、楽しく撮らせてもらっています。周りがモニターを見て『横浜流星、すごい』となっているのを見て、『知ってる知ってる。でしょ?』という思いでいつも見てます」と喜んだ。

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