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聴覚障害の夫婦と耳の聞こえる子どもたち…“バリア”のない家族から取材Dが感じた「目と目で向き合う大切さ」

マイナビニュース / 2024年9月1日 6時0分

晴樹さんへの取材を通して、特に印象に残った言葉は、サブタイトルにもなっている「聞こえなくても、できるんだよ」。インタビューをするたびに、毎回出てくるワードだそうで、「生まれた時からの苦労もそうですし、様々な挑戦もそうなのですが、“聞こえなくても、できるんだよ”が、晴樹さんの原動力になっているように感じます。ここから、差別や偏見をなくしたいという思いがひしひしと感じられるので、番組を通して一番お伝えしたい言葉です」と力を込めた。

●「これまで生きてきた中で壁がなかった時はなかった」

春日さん一家のドキュメンタリーは、これまでニュースの特集や、30分枠の単独番組『はるの空~音のない世界から広げたい~』(6月30日)として北海道ローカルで放送。これらの番組を見た晴樹さんから「すごくいい内容でした」と感想を受け取り、山崎氏は「その言葉が一番うれしかったです」と大きな励みになった。

晴樹さんは、自身のSNSやブログで活動を積極的に発信しているだけに、全国放送を望んでいたそうで、「今回、晴樹さんの思いを『NNNドキュメント』で全国にお伝えできるというのが、本当に良かったと思っています」と念願が果たせた。

『NNNドキュメント』での放送にあたっては、「私も大好きな美瑛の美しい景色を全国に発信できる機会だと思い、今のベストシーズンの映像を入れました。また、晴樹さんの講演に来て気持ちを新たにした耳の聞こえない少年と親御さんを新たに取材させていただき、その映像を盛り込んでいます」とブラッシュアップさせている。

今後も、この家族を追っていきたいという山崎氏。この1年半でも、子どもたちに大きな成長を感じたが、「晴樹さんは“これまで生きてきた中で壁がなかった時はなかった”とおっしゃるくらい苦労されて、それを一つ一つ乗り越えてこられました。これから育児に専念して家族と生きていく中でも、新しい壁や困難が出てくると思いますが、それを4人で乗り越えていきたいというお話もされているので、この家族のこれからの成長や夢を私も覗かせていただくような気持ちで、これからも関係を築かせていただきたいなと思っています」と意欲を示した。

○三宅健が「優しく落ち着いた語り口」のナレーション

今回はナレーションに三宅健を起用。三宅は、聴覚障害のファンと接したことをきっかけに手話を学び始め、『NHK みんなの手話』(NHK Eテレ)では昨年3月まで9年にわたりナビゲーターを担当してきた。

そうした実績に加え、「これまでのローカルの放送では女性の方に読んでもらっていたのですが、晴樹さんの思いを代弁されるのであれば男性でも良いのではないかと考えまして、その中でも優しい雰囲気で語っていただける方ということで、三宅さんにお願いしました」とオファー。

実際に収録で声を聞いて、「三宅さんの優しく落ち着いた語り口が印象的で、晴樹さんと家族が引きたてられるような大変素敵なナレーションをしていただきました。一言一句まで真剣に向き合っていただいたことに、感謝感激の気持ちでいっぱいです!」と感想を述べている。
(中島優)



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