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本好き共通の悩み。巨大地震発生が危惧される今、我々は大量の本で埋まる『本棚』をどうするべきか

マイナビニュース / 2024年9月3日 11時10分

○■Fromカオスな本棚。突発的おすすめ本のご紹介

そんなカオスな本棚の中から、おすすめ本を何冊かご紹介しよう。
決して我が人生でベストな本というわけではなく、たまたま目についたものから、今の気分で突発的にピックアップしただけだが、それぞれに素晴らしい内容なので、もし気になるようならどこかでゲットして読んでみていただきたい。

『秘密の動物誌』 筑摩書房 1991年 ジョアン・フォンクベルタ/ペレフォルミゲーラ 著 荒俣宏 監修 菅啓次郎 訳

学生時代に好んで読んだ、荒俣宏の博物学本のひとつ。空飛ぶ象、多足蛇、水面直立魚などなど、驚くべき“未知の珍獣”たちが、多彩な写真つきで解説されている。いわゆる博物学のアナザーサイド、偽造標本を真面目に扱った一種のパロディ本だが、面白さにハマって有名な『鼻行類』をはじめ、この手の本を読み漁ったのは良き思い出。

『藤子・F・不二雄大全集 ジャングル黒べえ』 小学館 2010年 藤子・F・不二雄 著

僕は藤子Fマニアだが、「ジャングル黒べえ」は特段好きな作品でもなかった。でもちょっと前、「ジャングル黒べえ」の原案となる企画は、スタジオジブリを立ち上げる前の宮崎駿が出したものだったということを知って改めて読み直した。そんなことを知ってから読むと、なかなか味わい深いものがある。

『マリリン・モンロー・ノー・リターン』 小学館 2018年 野坂昭如 著

野坂昭如による狂気を孕んだ短編小説集。表題作をはじめ、おぞましいほどの妄想で貫かれたとんでもない世界。氏の作品は「火垂るの墓」しか知らない人に、ぜひ読んでもらいたい。最近、友人と行ったカラオケで歌手・野坂昭如の歌「マリリン・モンロー・ノー・リターン」を歌ったら急に思い出し、読み返してみた。

『犬の生活/ヒトデの休日』河出書房新社 2024年 高橋幸宏 著

僕の古巣である宝島社の前身、JICC出版局から出ていた2冊の単行本、『犬の生活』(1989年)と『ヒトデの休日』(1992年)を合本し、文庫化したもの。高橋幸宏氏のパーソナリティとライフスタイルが窺えるエッセイ集で、めちゃくちゃ面白い。YMOをはじめとする氏の音楽に興味がない人でもきっと楽しめる内容なのではないかと思う。

『本棚が見たい』ダイヤモンド社 1996年 川本武 文 津藤文生/大橋 弘 写真
『本棚絶景』2018年 本の雑誌社 本の雑誌編集部 編
『本棚絶景2』2020年 本の雑誌社編

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