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【詳細レポ】サントリー白州蒸溜所がリニューアル! 何が変わった? ウイスキーを堪能できる新ツアーは9月20日より開始

マイナビニュース / 2024年9月2日 7時57分

画像提供:マイナビニュース

サントリー白州蒸溜所(山梨県北杜市)の第2期リニューアルが9月に完了する。サントリーウイスキーのさらなる品質向上、そして蒸溜所の魅力訴求に向けた強化が図られたという。これにあわせて、自然と共生した”ものづくり”のこだわりや挑戦が感じられる新たな見学ツアー「白州蒸溜所ものづくりツアー プレステージ」も9月20日よりスタートする。その内容とは? 現地で取材してきた。

○リニューアルで何が変わった?

サントリー白州蒸溜所は、南アルプス甲斐駒ヶ岳のふもとに1973年に竣工した蒸溜施設。昨年50周年を迎えた。今回のリニューアルでは、原料にもさらにこだわり、より高品質な原酒のつくり込みを目指す「フロアモルティング」と「酵母培養プロセス」が導入されている(後述参照)。

「白州蒸溜所ものづくりツアー プレステージ」は、これまで実施していた白州蒸溜所ものづくりツアープレミアム(2024年8月で終了)に代わるもの。シングルモルトウイスキー白州でつくる「森香るハイボール」や「サントリーシングルモルトウイスキー 白州12年」などをテイスティングできる。

ツアーは抽選申し込み制で、開催日は毎週月曜日と金曜日(年末年始・工場休業日を除く)。開催時間は11:30~13:40(所要時間130分)、定員は10名。スタッフの案内に従い、貯蔵庫、ものづくり棟、フロアモルティング、テイスティングルームなどをめぐる。参加費は10,000円。

貯蔵庫は、蒸溜されたばかりのニューポット(無色透明な原酒)を樽に詰めて長時間じっくり寝かせて熟成させる施設。ウイスキーの種類、目指す味わい、香味などにより、詰める樽の大きさ・形状・材質・庫内の保管位置などを変えているというから興味深い。ツアーでは、ここで特別な試飲体験が提供される。

ものづくり棟は、白州蒸溜所の歴史を感じられる施設。巨大なポットスチルを間近で見学しながら、プロジェクターの映像で白州ブランドについて詳しく知ることができる。

フロアモルティングの取り組みも見学できる。フロアモルティングとは、水分を含ませた大麦を床に広げてスコップなどで転拌して発芽させる、伝統的な製麦方法。多くの手間がかかるため、近代式の大規模な製麦方法と比較すると効率が良いとは言えないが、担当者は「つくり手が大麦と直接向き合うことで、今後、麦芽の質と最終的な味わいの関係が解き明かされるかも知れません」と説明する。

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