1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

Excelをノーコードで自動化しよう! パワークエリの教科書 第17回 グループ内の並び順を維持したままデータを並べ替える

マイナビニュース / 2024年9月2日 11時0分

通常のExcelの場合、データを日付順に並べ替えても「同じ日付」の中でデータの並び順が変化することはない。一方、パワークエリでは、上図のように予想外の結果になってしまうケースがある。

このような場合にもインデックス列が活用できる。その具体的な例を紹介しておこう。データを日付順に並べ替える前の状態に戻し、インデックス列を追加する。続いて、インデックス列を表の左端へ移動し、列名を「No.」などに変更する。

これで準備は完了。日付順に並べ替える作業を行っていこう。「日付」の列を選択し、「昇順」コマンドをクリックする。

データが「日付」の昇順に並べ替えられる。続いて、「No.」の列(インデックス列)を選択し、「昇順」コマンドをクリックする。

前回の連載で紹介したように、「並べ替え」の処理を連続して指定すると「複数の列を基準にした並べ替え」として扱われる。上図のように操作した場合、「日付」→「No.」の優先順位で並べ替えが行われる。つまり、

(1)「日付」の昇順にデータを並べ替える
(2)「日付」が同じ場合は「No.」の昇順にデータを並べ替える

という処理になる。その結果、「同じ日付」のときは“元の並び順”を維持することが可能となる。

上図を見ると、「同じ日付」の中では「店内飲食のデータ4件」→「テイクアウトのデータ3件」という順番でデータが並んでいることを確認できるだろう。

このように、同じグループ内で“元の並び順”を維持したままデータを並べ替えたいときにもインデックス列が活用できる。並べ替え後にインデックス列が不要になったら、その時点でインデックス列を削除してしまっても構わない。より厳密に並べ替えを指定したいときのテクニックとして、覚えておくと役に立つだろう。
カスタムのインデックス列

最後に、カスタムのインデックス列について紹介しておこう。「インデックス列」の▼から「カスタム」を選択すると、開始番号と増分を指定した連番を作成することが可能となる。たとえば、「開始インデックス」に10000、「増分」に10を指定すると、「10000、10010、10020、10030、10040、……」という形式の連番を作成できる。

あまり使用頻度は高くないが、こういったカスタムの連番を作成することも可能である。あわせて覚えておくとよいだろう。
(相澤裕介)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください