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星田英利、「自分は脇の人間」と自覚してから気が楽に 小説執筆の理由や目標を持たない生き方も語る

マイナビニュース / 2024年9月2日 17時0分

そう考え方が変わったとき「少し気が楽になりましたね」と語った星田。「お笑いをやっていたときから、別に自分はメインの人間ではないとは分かっていました。その意味で言えば、映画やドラマって脇がしっかり描かれている作品って面白いじゃないですか。それで役者の世界に肩入れしていったところもあったんです」。

星田自身も脇役が魅力的に描かれている脚本が好きだという。『くちを失くした蝶』もしっかりと登場人物を描いた。「頑張っているのにうまくいかない。一番頑張っている人間が、必ず報われるわけではない。そんな思いを書きたかったんです」。
○目標は持たず「あまり欲も持たないように」

8月6日に53歳を迎えた星田。執筆という表現方法を得たが「僕のなかでは、いますぐ死ぬかもしれないという意識がずっとあるんです」と語る。だからと言って「後悔せずに毎日を一生懸命に生きよう」という発想が大嫌いだという。

「言うなれば、後悔ばかりで地縛霊になるぐらい普通に生きようと。目標も持たない。目標決めて達成したら死んでしまうかもしれないと思うんです。だからこそあまり欲も持たないようにしています」。

そんな星田だが、一つだけ大きな夢があるという。それは本国のアカデミー賞で助演男優賞をとること。「まあ欲というか、絶対達成できないから」と笑うと「手が届かないでしょ。本能的に分かる。叶わないからこそ言える。もし受賞したら、授賞式で首を掻っ切って死ぬんちゃいますかね」とおどける。

「とにかくドラマチックに生きることが恥ずかしいんです」と語った星田。「どこか死んでも残らないような人生……。その意味で本と言うのは、何千年も先に残る可能性があるので、光栄なことなのですが……」といろいろな自己矛盾があることを理解しつつも、肩肘張らずに進んでいくことを誓っていた。

■星田英利
1971年8月6日生まれ、大阪府出身。1990年にNSC大阪校に入学。1991年に同期の宮川大輔とお笑いコンビ・チュパチャップスを結成。1999年に解散し、ピン芸人として活動開始。2005年に「第3回R-1ぐらんぷり」で優勝。2014年に芸名をほっしゃん。から本名の星田英利に改名し、以降、俳優としてドラマ、映画、舞台等、幅広い分野で活躍している。
(磯部正和)



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