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アストンマーティンの新型「ヴァンキッシュ」が日本初公開! 何が変わった?

マイナビニュース / 2024年9月3日 8時0分

画像提供:マイナビニュース

アストンマーティンが新型「ヴァンキッシュ」を日本で初公開した。V型12気筒エンジンを搭載する同社のフラッグシップモデルであり、自ら「唯一無二のヘイロー(後光がさす)モデル」と称するヴァンキッシュ。どんな仕上がりなのか、実車を詳細に観察してきた。

アストンマーティンとV12の歴史

111年の歴史を誇る名門、アストンマーティン。同社で初めてV12エンジンを搭載したフラッグシップモデルといえば25年前の「DB7 ヴァンテージ」だ。2002年には最高出力466PSのV12を搭載した初代ヴァンキッシュがデビュー。2004年から2007年までは、527PSのパワーアップ版「ヴァンキッシュS」を販売した。その総販売台数は2,500台を超えたという。

2012年にデビューした2代目ヴァンキッシュは575PSを発生する5.0LのV12を搭載。2016年には強力な600PS版の「ヴァンキッシュS」が登場した。2018年には725PS/900Nmの5.2L V12ツインターボを搭載した「DBS スーパーレッジェーラ」が発表となり、フラッグシップの座を一旦そちらに明け渡した。

今回登場したのは3代目となる新型ヴァンキッシュだ。新しいシャシー構造を採用してホイールベース、特にAピラーからフロントアクスルまでの長さが80mm伸びており、その長大なボンネット内にアストンマーティン自ら新開発した5.2L V12ツインターボエンジンを搭載している。発生する最高出力835PS、最大トルク1,000Nmはクラス最高値。345km/hというスーパーカーレベルの最高速度を公証し、フラッグシップの座を取り戻した。

技術的特徴は?

パワーアップに関しては、わかりやすいところでは再設計したシリンダーヘッドやスパークプラグの位置変更、大流量の燃料インジェクターなどが効果を発揮している。通常必要とされるターボブースト圧より高い圧力を溜めておき、フルスロットルが必要な時にすぐに応答する「ブースト・リザーブ機構」なども採用した。エンジンオイルもヴァンキッシュ専用だ。

ボディ構造は接着アルミシャシーに前ダブルウィッシュボーン、後マルチリンクサスペンションの組み合わせ。ダンパーにはビルシュタイン製「DTXアダプティブダンパー」を採用しており、走行モードにより素直な乗り心地から超高速域での俊敏性とレスポンスまでを両立している。ステアリングはロックtoロック2.27回転の車速感応式。ESC(横滑り防止装置)とE-diff(電子式ディファレンシャル)を完全統合したESPシステム、前410mm、後360mmのカーボンセラミックブレーキ(CCB)、21インチ鍛造アルミホイールに組み合わせたヴァンキッシュ専用設計のピレリ「P Zero」など、極低速から超高速域まで、その性能を担保する技術投入の項目は数知れずといった感じだ。

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