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アストンマーティンの新型「ヴァンキッシュ」が日本初公開! 何が変わった?

マイナビニュース / 2024年9月3日 8時0分

内外装は変わった?

エクステリアでは、少し鼻先が伸び835PSエンジン冷却のため表面積が13%広くなったアストンを象徴する形状のフロントグリル、新しいライトシグネチャーのマトリックスLEDヘッドライト、「ASTON MARTIN V12」の文字が刻まれるサイドストレーキが目を引く。リアには、ブラックベースに「ASTON MARTIN」のワードマークが刻まれる、純粋にスタイリングのために設けられた「シールド」を装着。それを囲む7つのブレードで構成する特徴的なリアLEDライト、その下に配置したV12サウンドの咆哮を発するクアッドテールパイプが新しい。

展示車の2+0(つまり2座のこと)のインテリアはブルー内装で、新しいキルティングパターンのスポーツプラスシートとリアのパーセルシェルフは見事な出来栄えとしか言いようがない。ブラックがベースとなるセンターコンソール中央のガラス製スタート/ストップボタン(照明付き)、触ると冷たい金属製のロータリーダイヤル(クリック感は重い)、ローラー類もクラフトマンシップ感が満載だ。10.25インチのTFTドライバーディスプレー(回転計は7,000rpmからがレッドゾーン)とセンターコンソールのタッチスクリーンが最新モデルであることを主張している。

誰でも乗れる?

さて、こんなハイパフォーマンスなラグジュアリーカーではあるけれども、とりあえず誰でも運転できるのは最新モデルの常。V12エンジン搭載モデルといえば、先代のメルセデス・ベンツ「SL6.5AMG」を米国で試乗した時のことや、最近ではランボルギーニ「レヴエルト」(こちらはV12エンジン&3モーターの1015PS)を富士スピードウェイで全開にさせた時のことを思い出すが、こうしたモデルでも「普通に」乗れるのである。シフトをドライブに入れ、オルガン式の大きなガスペダルを踏めば、間違いなく安全に、スルスルとクルマは動き出す。

一方で、本当に乗りこなせるかといえば、ちょっと難しい。例えば、このヴァンキッシュはパールホワイトのエクステリアに鮮やかなブルーのインテリア。これにぴたりとマッチする服装、隣に乗せる人は誰なのか、そしてどこへ行くかなどを考えていくと、敷居はなかなか高い。ハイパフォーマンスを100%味わうために、サーキット走行や会員制クラブで腕を磨く必要もあるかも知れない。

アストンマーティンのロイヤルカスタマーであれば、お買い物に行くなら段差などを気にする必要のないSUVタイプの「DBX」(707ならいうことなし)に乗り換えるだろうし、本気で走るためには「ヴァルハラ」を所有しているのかも知れない。こうしたユーザーは、なんでもこなせる「実用車」では体験できない世界を味わうために、大枚をはたいているのだろう。
パワー、スピード、ラグジュアリーを求めるユーザーたち

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