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岡山県の蔵元大集結イベントに潜入! 幻の酒米「雄町」を使った美酒にウハウハ

マイナビニュース / 2024年9月4日 18時10分

ちなみに偶然、会場で出会ったきき酒師の漫才師「にほんしゅ」のふたりにも、雄町をはじめとした岡山の酒の魅力を尋ねてみた。

「穏やかでやわらかい甘みとか旨みがある。もちろん後味がドライで辛口っぽいものもあると思いますが、やさしい旨み・甘みなど、ソフトな印象ですね」と、その魅力を笑顔で伝えてくれた。

それでは、気になる岡山の酒蔵や地酒をいくつか紹介していこう!
辻本店

製造する酒の原料を全て岡山県産の雄町米のみに絞る辻本店。雄町米のスペシャリストといっても過言ではない同社のフラグシップ酒は、酒米・雄町の歴史がはじまった1859年にちなんで名づけられた「御前酒 1859」である。

同社の杜氏である辻麻衣子氏は、このお酒を次のように表現する。

「香りは吟醸香と呼ばれるような、いい香りを程よく感じられます。酸味と旨みのバランスが非常にいいお酒です」

そのコメント通り、やわらかい口当たりとエレガントな香りが特徴的な「御前酒 1859」は、長くその余韻を堪能できる上品な一本であった。
十八盛酒造

五代目当主「石合多賀治」の名を冠した「多賀治」シリーズは、雄町をはじめ飯米の朝日米で醸したものなどバラエティに富んでいる。

その中でも「多賀治 純米雄町無濾過生原酒」は、非常にインパクトのあるお酒。どっしりとした甘みと酸が織りなすボリューミーな味わいに加え、心地よいガス感やキレを感じることができる。

そのほか、同社代表取締役の石合敬三氏がおすすめしてくれた「たかじ プロトタイプ 無濾過生原酒」にも注目してほしい。山田錦を使った試験醸造の本商品は、フルーティーな香り、フレッシュな口当たり、しっかりとした酸からのスッとしたキレ味など、秀逸に造られた一本だ。

雄町で醸した多賀治が、どしっと腰を据えておちょこで飲みたくなるお酒だとしたら、たかじは女子会でワイングラスを用いて飲みたくなるきらびやかなお酒。機会があれば、ぜひ2本の違いを楽しんでみてほしい。
落酒造場

岡山県で最も硬い水で造られているという「大正の鶴 RISING 赤磐雄町」は、全量赤磐雄町で醸した一本。雄町ならではのふくよかさと、熟成をさせることで生まれるなめらかな旨みを楽しめる。

ちなみに、RISINGは、晴れの国・岡山と蔵元杜氏である落昇氏の名前"昇"から名づけられたのだとか。

お酒の楽しみ方を落氏に尋ねると、「暑い時期は、ちょっと冷やして飲んでもいいですが、真骨頂はぬる燗で」とのこと。温度変化によって変わる味わいをぜひ楽しんでみて。
熊屋酒造

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