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10万円台前半で性能に妥協のないCopilot+ PCを! クアルコム新チップセットの衝撃

マイナビニュース / 2024年9月5日 15時4分

画像提供:マイナビニュース

米クアルコムが、Snapdragon Xシリーズのコンピューティング向けチップセットの発表会をベルリンで開催しました。独自に設計開発したCPU「Oryon」(オライオン)を8基搭載する標準価格帯のPC向け「Snapdragon X Plus 8コア」です。

現地時間の9月4日には、CEOのクリスチアーノ・アモン氏が登壇するプレスカンファレンスを実施。Snapdragon Xシリーズのファミリーに新しく加わるチップセットの概略が紹介されました。
10万円台のCopilot+ PCを実現するSnapdragon Xシリーズのチップを発表

クアルコムは、Oryonを載せたコンピューティング向けSnapdragon XシリーズのフラグシップであるCPU 12コア構成の「Elite」を、2023年10月のSnapdragon Summitで発表しました。続いて今夏には、CPU 10コアのSnapdragon X Plusが加わっています。

同社が新たに8コアのチップセットを投入する背景には、コンピューティングデバイス向けSnapdragon Xシリーズのラインナップを拡大し、PCメーカーによる700~900ドル(10万~13万円)前後のAI PCの市場にSnapdragonの存在感を示そうとする狙いがあります。アモンCEOは、発表会の壇上で新しいチップセットの位置付けを次のように語っています。

「Copilot+ PCによる革新的なAIコンピューティング体験をすべてのPCユーザーに届けたいという思いを、クアルコムはSnapdragon Xシリーズの企画を立ち上げる段階から抱いている。8コアのSnapdragon Xは、その歩みを大きく前進させる。クラス最高のパフォーマンス、AIとバッテリーライフのいずれにも妥協することのない快適さを標準価格のPCに提供するチップセットだ」

Snapdragon X Plus 8コアのチップセットは、マイクロソフトが「Copilot+ PC」の要件としているNPU単体で40~60TOPSという性能を満たしています。クアルコムの公称スペックによると、NPUは1秒間に45兆回の演算ができる「45TOPS」(Trillions Operations per Second)の実力があります。これは、最上位チップセットであるSnapdragon X Eliteと肩を並べるスペックになります。

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