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LUNA SEAがヤマハ“ライブの真空パック”アンバサダーに就任、新技術実験に協力

マイナビニュース / 2024年9月5日 18時0分

画像提供:マイナビニュース

ヤマハは9月5日、同社が手がける「ライブの真空パック」をコンセプトにした取り組みにおけるアンバサダーとして、ロックバンド・LUNA SEAと契約を結んだと発表。ヤマハの新技術トライアルに協力し、LUNA SEAのライブに導入してライブデータを記録、資産化。ライブの再現コンサートも企画していく。

ヤマハでは2017年から、「ライブの真空パック」をコンセプトに、ライブやコンサートの体験を音楽・文化資産として保存することをめざして技術研究・事業開発に取り組んでいる。結成35周年を迎えたLUNA SEAがこの取り組みに賛同し、アンバサダーに就任することとなった。

同社はまた、臨場感あるバーチャルライブを実現する技術「Real Sound Viewing」の開発過程において、初となるエレキギター、エレキベースでの演奏再現、ドラム演奏の再現力を強化。LUNA SEAのメンバーからの評価を受け、求められる技術品質に応える再現力を実現したとしている。

LUNA SEAの「ライブの真空パック」アンバサダーとしての活動期間は、9月5日から2026年3月31日まで。ライブを“真空パック”し、無形の音楽文化資産として遺すことを目的として連携し、ヤマハの技術を用いてLUNA SEAのライブの体験の保存、再現の機会を創出していく。
○「Real Sound Viewing」のふたつの新技術

Real Sound Viewingは、アーティストのパフォーマンスをデジタル化して正確に記録し、楽器の生音による演奏を忠実に再現するシステム。

音に合わせて、スクリーンやモニターに演奏するアーティストの姿を映し出すことで「あたかもアーティスト本人がそこで演奏しているかのような臨場感あふれるバーチャルライブ」を実現する。ヤマハが長年培ってきた技術と、スクリーンに映像を映し出し演奏する姿を再現する技術で、すでに国内外で高い評価を得ているという。

システムを構成するのは、「アコースティック楽器の振動再現」、「電気楽器の超高精度の信号記録再現」、「それらを支えるオーディオデータのデジタル処理技術」など。今回、初となるエレキギター・エレキベースでの演奏再現と、ドラム演奏の再現力の向上を実現したとしている。

エレキギターやエレキベースの演奏をリアルに再現するのが、高精度な「リアンプシステム」。

これらを用いてレコーディングするときに、アンプを使った音づくりを効率化するために生まれた「リアンプ」という手法があるが、さまざまな機材(ダイレクトボックス、オーディオインターフェース、リアンプボックス)を経由してギターアンプから音声を出力する仕組みで、各機器が個別に設計されていることから、音声データが通る過程で音質、音量が変化し、原音の忠実な保存、再現が難しいという課題があった。

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