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インバウンド効果で伸びている!? 日本発越境ECで人気の商品と「インバウンド×越境EC」の今後

マイナビニュース / 2024年9月6日 13時26分

「BEENOS代表の直井聖太氏は「むしろ逆」だと語る。「日本を訪問して日本がより好きになると、もっと日本のものが欲しくなり、自国に帰った後、越境ECで日本の商品を買うため、インバウンド客の増加に伴って、越境ECも拡大するという相乗効果が期待できる」という。「Buyee」で日本の商品を購入しているユーザーの約6割に訪日経験があるというデータからも、訪日経験が日本発の越境ECを利用するきっかけのひとつになっていることが見て取れる。
○越境ECで人気の商品カテゴリ・伸びたカテゴリTOP10

訪日客の増加と呼応するようにして、今後も拡大が見込まれる越境EC。ユーザーは、どんな商品を目当てに日本発越境ECを利用しているのだろうか。越境EC サポートサービス「Buyee」の購買データから、越境ECにおける人気カテゴリや海外消費者のインサイトを紐解こう。

「Buyee」における、越境EC 2024年上半期の人気カテゴリTOP10は以下の通り。

2024年上半期の伸長カテゴリTOP10は以下の通りだ。

○「アニメ」「ゲーム」「マンガ」が日本発越境ECをけん引

人気カテゴリ・伸長カテゴリともにクールジャパン領域の健闘が目立つ結果となった。BEENOSの調査(複数回答)でも、日本を好きになったきっかけとして、「アニメ(65.2%)」「ゲーム(42.8%)」「マンガ(42.5%)」が上位に挙げられており、コンテンツが日本に興味を抱くきっかけになっているケースが多いことがわかる。そこで、日本のソフトパワーを支えるコンテンツ産業にフォーカスし、「アニメ×越境EC」「ゲーム×越境EC」「マンガ×越境EC」の傾向を見ていこう。
○アニメ×越境EC

2022年のアニメ関連市場規模は前年比106.8%増で、過去最高の2兆9,277億円を記録。 
海外消費は国内と同規模の1.4兆円に伸長しており、アニメ市場の成長を海外市場がけん引している。

「Buyee」におけるアニメグッズカテゴリ購入件数は、2021年上半期と比較して3年間で約3.3倍まで拡大。

購入エリアは北米が最も多く、次いで東アジア、ヨーロッパ 20代を中心に若い世代の男女がアニメグッズを購入している。中でも、アクリルスタンドやキーホルダー、缶バッジなど、フィギュア以外のアニメグッズの購入件数が3年で約4.5倍に拡大しており、ライトなアニメファンによるグッズ購入が増えていることがうかがえる。
○ゲーム×越境EC

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