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インバウンド効果で伸びている!? 日本発越境ECで人気の商品と「インバウンド×越境EC」の今後

マイナビニュース / 2024年9月6日 13時26分

世界のゲーム市場は右肩上がりの成長を続けており、2026年には3211億ドル(約47兆円)規模まで拡大が見込まれている。

「Buyee」における2024年上半期のゲーム流通は、2021年上半期と比較して2.4倍まで拡大。

購入エリアは北米、ヨーロッパ、中南米の順に多く、すべてのエリアで30~40代の男性がメインユーザーとなっている。購入件数における「ゲーム機本体」と「ゲームソフト」の割合はほぼ半々で、越境ECではPlaystation、ファミコン、ゲームボーイなど過去のゲーム機ほど購入される傾向にある。ゲームソフトはポケットモンスターシリーズ、スーパーマリオシリーズ、ファイナルファンタジーシリーズの人気が高く、アメリカの20~40代の男性に最も購入されている。
○マンガ×越境EC

「マンガ」カテゴリはアニメの世界的人気拡大を追う形で伸長を継続。

購入エリアは北米、ヨーロッパ、東アジアの順で、男性を中心に20代~40代に購入されている。アニメ化や映画公開などがきっかけで流通が伸びる傾向が顕著で、2024年上半期の購入件数のTOP3は「ドラゴンボール・鳥山明」「ハイキュー!!」「ワンピース・尾田栄一郎」だった。
○「Payke」との協業でインバウンドと越境ECを連動

越境ECと訪日インバウンドは、いずれも日本のソフトパワーを高める重要な役割を担っており、相互に影響し合っている。インバウンドと越境ECをシームレスにつなぎ、包括的な「日本体験」の向上を図ることがますます重要になっているが、従来は、訪日経験のある外国人が越境ECで何を購入しているのかを把握するのは難しいという課題があった。

そこで今回BEENOSは、訪日客が購入および購入を検討している商品データを持つ株式会社Paykeとパートナーシップを締結。インバウンドと越境ECを連動させ、インバウンドを契機とした日本・日本ブランドへの興味関心を消費として取り込む「旅アト消費」に力を入れる。

バーコードを読み取るだけで商品情報を多言語で伝達できるアプリ「Payke」を展開するPayke社は、「いつ」「誰が」「どこで」「どの商品を手に取っているか」、外国人の消費行動を可視化できるデータソースを保有しているため、同社のデータを活用することで、潜在的に越境ニーズの高い商品を洗い出すことが可能になるという。両社は事業連携を通じて、訪日客の旅マエの商品との出会いから訪日時のショッピング、帰国後のリピート購入まで一気通貫でバックアップすることを目指す。

訪日客の増加や越境ECの活性化などを背景に、外国人が日本発の商品を手に取る機会も増えているが、日本にはまだまだ外国人には知られていない良品が数多く眠っている。インバウンドと越境ECの連動により、より多くの日本発の製品が世界に羽ばたいていくことを期待したい。
(春奈)



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