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窓辺の小石 第182回 テスラーの最終兵器

マイナビニュース / 2024年9月6日 16時45分

ただし、Win32APIでは、クリップボードのデータタイプは、数値で表現され、もっと細かいデータ形式(標準クリップボード形式 (Winuser.h))が定義されている。.NETのClipboardクラスは、Win32のClipboard関数(API)の上に構築されているが、Win32APIを使うほうがより細かくクリップボードによるデータ交換を制御できる。Win32APIでは、クリップボードには、実際のデータ形式を格納せず、メッセージ通知により、コピー元アプリケーションとコピー先アプリケーションでデータを交換する手法などが利用できる。

クリップボードの基本概念が実装されてから約60年、コンピュータへのカット&ペーストの導入から約50年が経過する。現在でも「コピペ」などと呼ばれ、普通に使われている機能だが、半世紀も前のものと考えると感慨深い。

今回のタイトルネタは、ジョン・マルコムの「テスラの最終兵器」(扶桑社ミステリー文庫。原題TESLA TRINITY)である。こちらは、エジソンとの直流、交流による対立で有名なニコラ・テスラ(Nikola Tesla)に材を取る。テスラは亡くなる前に究極の防衛兵器「電磁バリア」を開発、それを3つに分けて隠した。20世紀に入り、その存在が明らかになるとソ連、アメリカ、英国が争奪戦を繰り広げる、という話。1989年の初版ながら、今では古書でしか入手できないようだ。面白かったのだが、売れなかったんだろうねぇ。似たようなタイトルにダーク・ピットシリーズで、有名なクライブ・カッスラーの「テスラの超兵器を粉砕せよ(NUMAファイルシリーズ 11)」(扶桑社。2021年)がある(これは読んでない)。

なお、クリップボードを考案したのは「テスラー(Tesler)」である。ちなみに宇宙戦艦ヤマトとは関係がない。
(塩田紳二)



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