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三菱重工流のDXとは? わずか4年で約1000個の業務改善アプリを内製できた理由

マイナビニュース / 2024年10月2日 9時0分

「顧客からの問い合わせ対応履歴の情報共有とフィールドサービス員の管理に課題があった。また、複数部門が関係する整備案件のステータスがExcelで管理され煩雑だった」と山本氏は振り返る。

そこで、問い合わせ管理や顧客訪問予定管理、整備業務管理といったアフターサービスの基本業務を一気通貫で管理できるkintoneアプリを開発。その結果、広大な米国市場のアフターサービス情報が一元管理できるようになり、登録・共有・閲覧を365日24時間体制で行えるようになった。

今後は「市民開発」実現へ

同社は現在、これらの成果を踏まえ、業務改善アプリの標準化を推進している。複数の事業部門での運用結果を基に業務カテゴリーを分類して共通的な事項を洗い出し、標準アプリへの移行を開始している。「これまでよりも、さらにアジリティを高めた業務活動へつなげていく」(山本氏)

また今後の展開としては、事業部門が主体となって日常業務系アプリを開発する「市民開発」を目指していく。脱・紙運用やワークフローの簡易化を実現するアプリを、DX部門だけではなく、各事業部門が開発できるようにしていきたい考えだ。

同社はそのために、開発ガイドラインや基礎教育プログラムを用意したり、kintoneの活用例を共有しあう社内コミュニティを構築したりする考えだ。「事業部門の基礎スキルを強化するとともに、高度な業務アプリを開発できるようにDX部門の専門スキルも磨いていく」(山本氏)
(早川竜太)



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