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「Pixel 9 Pro」のカメラを試す、AIを活用した「ズーム画質向上」機能にも注目

マイナビニュース / 2024年9月10日 6時0分

デジタルズームとAIを活用した「ズーム画質向上」を比較する

Google Pixelシリーズのカメラといえば、AIを活用しデジタルズームでも高精細な望遠写真を撮影できることも以前より高く評価されています。

Pixel 9 Proの場合、5倍ズームの望遠カメラからさらにデジタルズームで30倍相当までズームしての撮影が可能です。また、新たな機能としてAIを活用する「ズーム画質向上」が写真編集機能に追加されています。

実際にカメラアプリで通常撮影→30倍のデジタルズーム撮影と、通常撮影した写真を編集で「ズーム画質向上」を使いトリミングしたものを比較して効果や写りの違いを比べてみました。

結果としては30倍のデジタルズームの方がまだ細部のディテールが残るためキレイなのですが、撮影後に拡大してトリミングしたいものを写真の中に見つけた際に「意外と見られるもの」が出力されるのはなかなかに便利でおもしろい機能といえます。

もちろん30倍のデジタルズームでも寄り切れない場合に、後から「ズーム画質向上」を使って撮影後に被写体にさらに寄って切り出すといった賢い使い方も覚えておくといいでしょう。

天体撮影モードで満点の星空を撮影

最後に試したのはGoogle Pixelシリーズのカメラ機能の中でも売りになっている「天体撮影モード」です。

暗所での撮影時、手持ちの夜景モードでも意外と星空の撮影を行うことができるのですが、三脚などに固定した場合に利用できる天体撮影モードでは最長4分間の連続撮影を行うことでさらにキレイな星空の撮影を行うことができます。

実際の撮影結果ですが、肉眼で見る以上に満天の星空を撮影することができました。以前からある機能ではありますが、写真だけでなく撮影中の星の動きをタイムラプス動画として同時に保存してくれるので、星の動きも確認できるのはなかなかおもしろい機能といえます。

オールマイティに活躍できるカメラ、課題はUIか

写りや編集機能に不満はないものの、撮影体験としては少々残念な点もあります。

多機能化が進む中でカメラアプリのUIはかなりごちゃついていて、撮影設定の中にあってほしいものがカメラアプリの設定の中にしかないなど、設定変更や機能変更の導線に少々難ありだと感じました。

ですがその難点の分を差し引いてもPixel 9 Proのカメラは優秀です。イマドキのスマートフォンのカメラのビビッドな色味ではないあたりは好みが分かれそうですが、そのおかげでどのような被写体であっても苦手なしに撮影していけるのは強みといっていいでしょう。

また編集の手間はありますが、ビビッドな色味が好みであれば編集機能から容易に写真の色味を変更する方法にも富んでいます。売りのAIを活かした様々な編集機能も含め、スマートフォンカメラとしては万能機のポジションに収めていい完成度といえるでしょう。
(迎悟)



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