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クルマのサブスク「KINTO」は黒字化が見えてきた? 現時点での課題とは

マイナビニュース / 2024年9月13日 11時25分

その成功を受けKINTOでは、2024年1月からKINTO Unlimitedの専用グレード「U」をコンパクトカー「ヤリス」とコンパクトSUV「ヤリスクロス」に拡大させている。

進化するクルマとは?

KINTO Unlimitedの強みは、ソフトとハードの両面でのアップデート(進化)を可能としたこと。さらには、コネクテッド機能によりドライバーの運転能力向上を図る「コネクティッドドライブトレーナー」や、クルマの消耗品の劣化を見守り最適なメンテナンス入庫を提案する「コネクティッドカーケア」によるサポート(見守り)も提供している。乗員の安全に加え、クルマの状態を良好に維持することも狙いとするサービスだ。

ユーザーが希望すれば、後付けで装備をアップグレードすることもできる。

装備のアップグレードとは、通常であれば新車購入時にメーカーオプションとして選択しないと装着できなかった機能を後から追加できるというもの。プリウスUの場合、駐車支援機能「アドバンストパーク」や大画面の「12.3インチディスプレイオーディオ」、車線変更時の後側方からの接近車を知らせる「ブラインドスポットモニター」などを後付けできる。しかも、契約期間に合わせて、追加機能の利用料金を月額払いと一括払いの費用負担が少ない方法を選ぶことができるのだ。特に、先進安全機能の追加ができるのは画期的といえるだろう。

さらに、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全機能「トヨタセーフティセンス」は、ソフトウェアをアップデートすることで、より安全性能を高めていくことができる。これもKINTO Unlimitedの魅力だ。

見守り機能である「コネクティッドドライブトレーナー」は、ドライバーのペダルやステアリング、ウィンカー操作などから運転状況を判断し、安全でエコな運転を促す。実際に、KINTOユーザーでアプリの利用者と非利用者のデータを比較してみると、事故時の修理費の低減やより低燃費な走行などの良い効果につながっている傾向が見られるという。
最先端の技術も取り込むKINTO

さらにKINTOでは、新たな取り組みとして、得られたユーザーの運転データとブロックチェーン技術を組み合わせた安全運転の記録作りを始めている。将来的には、安全運転ユーザーへの何らかの還元も検討してくそうだ。KINTOの車両についても修理履歴や修理の内容、メンテンナンス記録、利用者の安全運転歴などを中古車の評価に結び付けることで、クルマの価値向上に取り組んでいくという。

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