1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

MT至上主義ライダーも満足できる? ヤマハ「MT-09」のY-AMT仕様に乗る!

マイナビニュース / 2024年9月13日 11時30分

試乗会には、クラッチレバーとチェンジペダルを備えたMT仕様もあった。乗り換えてコースに出ると、いかに自分が適当な変速操作をしているかを思い知らされた。

気持ちが集中しているときはスムーズにシフトできるが、コーナーの進入でブレーキなど他のことに気を取られていると、ショックが出てしまうこともあった。雨の日は転倒につながる可能性もある。Y-AMTは楽なだけでなく安心でもあるのだ。

筆者が所有する2輪車のうち、ホンダ「スーパーカブ」は、自動遠心クラッチを使っているけれどライディングも楽しめる1台に仕上がっている。それを知っていたので、Y-AMTも違和感なくすんなりと受け入れることができたが、おそらくMT至上主義者にも受け入れられるはずだ。

MTのダイレクトなレスポンス、エンジン回転とスピードの伸びの一致、変速時のメカニカル感はそのままに自動化しており、MTに限りなく近いフィーリングとイージーライドを両立しているからだ。「感動創造企業」を理念とするヤマハらしい機構である。

Y-AMT搭載のMT-09は136.4万円。クラッチ付きMT-09より9万円高い。車両重量は196kgでわずか3kgの増加だ。

これからモーターサイクルに乗ろうという人にとっては敷居が低くなるだろうし、筆者のようなベテランライダーにとっては安心・安全な走りにつながるという点で、Y-AMTはとても価値あるテクノロジーだと思った。

森口将之 1962年東京都出身。早稲田大学教育学部を卒業後、出版社編集部を経て、1993年にフリーランス・ジャーナリストとして独立。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。グッドデザイン賞審査委員を務める。著書に『これから始まる自動運転 社会はどうなる!?』『MaaS入門 まちづくりのためのスマートモビリティ戦略』など。 この著者の記事一覧はこちら
(森口将之)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください