資産運用・投資のお悩みを解決 第16回 株価変動、始めたばかり……資産運用をあきらめがちな3つの場面でどう行動すべき?
マイナビニュース / 2024年9月13日 10時0分
年初から順調に推移してきた株価が、8月頭に大きく下落しました。新NISAを活用して資産運用を始めた人にとって、ショックは大きかったのではないでしょうか。
資産の状況をあわてて確認したり、資産運用をこのまま続けていいかと悩んだ人もいるかもしれません。
将来に向けた資産運用は、長く続けるのが基本です。相場が動いたからといって、むやみに売買するのは望ましくありません。とはいえ、今回のように相場が急変したときに不安になってしまうのは自然なことです。
今回の記事では、資産運用をやめてしまいがちな3つの場面をご紹介します。やめたくなるタイミングをあらかじめ知っておけば、資産運用を続けやすくなります。
○始めたばかりの頃は一喜一憂しやすい
資産運用を始めて半年から1年くらいの間は、リターンがゼロ近辺でプラスとマイナスを行き来することが続くでしょう。プラスになっていればうれしくなり、マイナスになっていれば落ち込むといった具合に、一喜一憂しやすくなります。一喜一憂しすぎて疲れてしまい、資産運用を続けたくなくなることがあります。
人間の脳は、リターンがゼロ近辺ではわずかなリターンの変化に一喜一憂しやすいと言われています。
元本に比べて資産がわずかに増えたり減ったりを繰り返すときには、投資の効果は実感しづらいものです。このため、資産が一時的に減ることによる不安が先行してしまいます。しかしリターンがゼロから遠ざかると、日々の増減には一喜一憂しなくて済むようになります。
株価の急落前に新NISAで資産運用を始めた人は、しばらくの間、リターンがマイナスになるかもしれません。ただし、全世界への幅広い分散投資を行っているならば、マイナスになったから資産運用に失敗したなどと思う必要はありません。
全世界への分散投資は短期的な成果を狙うものではなく、長期的に資産をじっくりと増やすものです。短期的なリターンだけを見て評価するのではなく、あきらめずに長く続けていただきたいと思います。
○株価急落のタイミングは動揺しやすい
次にやめたくなるのは、一度プラスになったリターンが大きく目減りするときです。特に金融危機の局面では、コツコツと積み上げてきたプラスのリターンが急激に減っていくことがあります。大切な資産が減るのを目の当たりにし、つい資産を売却したくなってしまうのです。
しかし株価が下落し資産が大きく目減りしたタイミングで、焦って資産を売ってしまうのはもったいないことです。
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