【親の老後】「実家じまい」したとき親は何歳だった? 平均年齢を調査
マイナビニュース / 2024年9月12日 11時42分
LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」は9月10日、オープンハウスグループと共同で実施した「家じまいに関する意識調査」の結果を発表した。調査は2024年7月22日~7月24日、実家や生家の売却を経験した、もしくは検討している男女700名(経験者350名、検討者350名)を対象にインターネットで行われた。
○家じまいを検討したきっかけは?
家じまいの経験者と検討者の双方に売却を検討し始めたきっかけを聞いたところ、いずれも「使う見込みがなく、家の維持・修繕が大変になった」(経験者34.3%、検討者29.1%)の回答が最多となった。また2位の「家族や親族の死別」(経験者20.6%、検討者17.4%)は経験者・検討者の大きな差異がない一方で、「家族や親族の高齢化」は、経験者12.3%に対し検討者では21.7%と10pt近い差が見られた。検討者段階では生前での整理・売却を検討するものの、家じまいに踏み切れない人が一定数いることがうかがえる。
○家じまいをした住居に住んでいた親の平均年齢は、80歳
経験者に対して家じまいを実施した住居に住んでいた(売却当時の)親の年齢を聞いたたところ、父親・母親ともに平均年齢が80歳となった。また、これから家じまいを検討している検討者の現在の親の平均年齢は父親77歳、母親78歳となった。家じまい経験者との差は2~3歳となり、2~3年前から家じまいを検討する人が多いことが推察される。
また、経験者の売却時の親の年齢について分布を見てみると、70歳前後から増え始め85歳をピークに減少していく事がわかった。2019(令和元)年の健康寿命は男性72.7歳、女性75.4歳といわれており、体調の変化をきっかけに家じまいに踏み切る人が増えると考えられる。
○家じまいにかかる期間は、経験者で3ヵ月~6ヵ月未満が最多
家じまいにおける不動産の売却にかかる期間を聞いたところ、家じまい経験者の最多回答は「3ヵ月~6ヵ月未満」(31.1%)が最多となったが、検討者については「3年以上」(22.9%)が最多となり、経験者と検討者に大きな差があることがわかった。売却前には十分な期間をかけて実施したい、と考えている人が多いものの、実際に売却を開始すると、様々な事情の中で半年未満で結論を出している事が多いようだ。
○経験者の売却した際に後悔したことや苦労したこと
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