1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

「Adobe Firefly」にAI動画生成がやってくる、年内にベータ版の利用が可能に

マイナビニュース / 2024年9月12日 9時14分

「テキストから動画生成」では、テキストプロンプトだけで、カメラを柔軟にコントロールし、シーンを表現して、思い通りの演出を実現できる。

補完の例として、虫眼鏡を手に持ってタンポポを観察している子供の映像に対し、虫眼鏡のレンズでタンポポが拡大されるクリップを生成する例が示されている。

オリジナル映像と生成クリップをタイムラインで組み合わせたシーケンスが下の映像である。生成クリップは、プレゼンテーション効果が高まるようにカメラのアングル、モーションやズームがコントロールされており、生成クリップを加えることで映像のストーリー性が向上している。

下は、銀河のイラストを用いた「画像から動画生成」の例である。テキストプロンプトを用いて、イラストや画像にストーリー性を加味したり、命を吹き込むようなコンテンツを簡単に作成できる。

「テキストから動画生成」や「画像から動画生成」に加えて、今年後半にPremiere Pro(ベータ版)で「Generative Extend」(生成拡張)も利用できるようになる予定である。これにより、クリップを拡張して映像のギャップをカバーしたり、よりスムーズなトランジションに調整するといった編集が可能になる。

Firefly Videoに期待される点は、その操作性である。従来、AI動画生成モデルは予測と異なる結果を生むことが多く、それがプロフェッショナルな環境での導入の障害になっていた。カメラのアングルやモーションのきめ細かな制御、プロが撮影した映像と組み合わせたストーリーテリングなど、AdobeはFirefly Videoを「映像のプロフェッショナルが完璧なクリップを作成できるように設計しており、多様なユースケースをサポートする」としている。生成AIを活用して時間のかかる編集作業を効率化することで、エディターやフィルムメーカー、コンテンツクリエイターがよりクリエイティブな作業に集中できるようになる。

安全性についても、使用許可を得たコンテンツのみを学習に用いており、既存のFirefly生成AIモデルと同様に安心して利用できると期待される。
(Yoichi Yamashita)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください